【東方×鬼滅の刃】

刀とお部屋 ページ7

妖夢視点
　はい、来ました今日二回目の質問
　なぜ刀を持っているかって？
　主を守るためでしょうが！
　……まぁ、剣術指南役ということもあるけど…

「……主を守るためですよ…」

ア「……そうですか………」

炭「…………」

　気まずい空気が流れてしまった
　私が刀を持っているのはそんなにマズイことなのだろうか？
　幻想郷じゃあ普通だけどなぁ
　私は恐る恐る気になっていたことを口にしようとした

「あ、あの〜…ここって……」

　言おうとしてはっとした
　幻想郷のことは言ってはいけない
　もし、この人達が幻想郷の住人であれば私をこんな目で見ないだろう
　それに幻想郷の住人なら刀を持っていても何ら不思議じゃない
　それなのにこの人達は私をみて不思議そうにしている
　イコール、この人達は幻想郷の住人ではない
　じゃあ、なぜここにいるのか……
　
　嫌な予感を頭を振って振り払い私は炭治郎に話を聞くことにした
　なるべく小声で…

「………あの、炭治郎が私をここに連れて来たのには何か理由があるんだよね？」

炭「…すまんな………」

「えっ……？」

ア「……とりあえず、しのぶ様が帰っていらっしゃったら詳しく話し会いましょう……刀を一旦こちらで預かりたいのですがよろしいですか？」

　考える暇もなかった
　だってあおいさんが有無を言わせぬ目で私を見ていたのだから…

　「…わかりました、大事に扱ってくださいね？」

　『だってこれは魂魄家の家宝なのだから』と言おうとしてやめた
　魂魄家の名を出せばもっと深く聞かれるだろう
　それだけは避けたい
　今日はもうヘトヘトだった

ア「それでは」

　そういって、あおいさんは手を差し出してきた
　私は、少々躊躇いがちに刀を渡した

ア「では、一旦お部屋に案内しますね」

炭「あぁ、よろしく」

「部屋ですか？」

炭「今日、俺たちが寝る部屋だよ」

「私もここにいて良いのでしょうか？」

ア「一旦ですから」

「あ、あぁ…はい……」

　私はこれからどうなるのだろうか
　不安で仕方がない
　もう日が暮れてしまう
　幽々子様はご飯を食べたのだろうか…？
　



幽々子様…

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