【東方×鬼滅の刃】

朝早く ページ39

妖夢視点
　私は眩しい朝日で目が覚めた。
　朝早くの事件を思いだし憂鬱になる。
　朝早くとはいえ、あの善逸の反応はやばかった。
　また騒ぎ出したらどうしよう。
　私は、三人の様子を見た。
　よかった、三人ともまだ寝てる。
　私は半霊を布団の中から出した。
　私は何もすることがないことに気付きどうしようか考える。
　多分、今ぐらいの時間いつもは朝ごはんの用意をしているところだ。
　私は顔を洗おうと思い床に足をついた。
　…………冷たい…
　いつも畳の床で謎の温もりがあったから違和感を感じる。
　立ってから場所がわかってないことに気付いた。
　また迷子になるかもしれないと思った私は昨日行った診察室に行ってアオイさんに場所を教えてもらおうと考えた。
　あ、でもまだ寝てるかも……どうしよう………。
　とにかく行ってみようと思い私は歩き出した。


アオイ視点
　私は悩んでいた。
　妖夢さんが持ってきたこの刀、鬼殺隊で使われているものではない。
　ということは盗んだ訳ではないのだろう。
　どこで手に入れたのか…
　しのぶ様がまだ帰って来ないので私は一人で考えていた。

　コンコン

　ノックの音がしたので私は急いで「はい、誰ですか？」と答えた。

妖「す、すみません…朝早くに………。」

「妖夢さん起きたのですね。どうかしましたか？」

妖「え、えっと洗面所の場所を知りたくて………。」

「顔を洗うんですか？案内しますよ。」

妖「はい、ありがとうございます。」

〜〜〜〜〜〜〜移動中〜〜〜〜〜〜〜

「はい、ここが洗面所です。」

妖「ここが洗面所？」

「何かありましたか？」

妖「い、いえなんでも……。」

「そうですか…。そういえば、後でまた診察室に来てください。」

妖「なんでですか？」

「しのぶ様に会わせるので着替えをしてもらいたいからです。」

妖「…わかりました。」

「ではまた後で。」

妖「はい。」

　私は妖夢さんと別れた後、どの服を着せるか考えた。
　緑色っぽい服を着ているということは緑が好きなのだろうか。
　でもリボンは黒だし…
　私は、一番早く起きていた『なほ』に「緑色の服を買ってきて。」と言った。
　『なほ』は「どのような柄でしょうか。」と私に聞いた。
　私は「あなたが思う、昨日来た妖夢さんに合うと思う柄でいいわよ。」と言った。
　「わかりました！」そう言って『なほ』は財布を持って町に出掛けた。
　私は妖夢さんが帰って来た時何を聞くか考えていた。

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