【東方×鬼滅の刃】

お菓子 ページ27

※キャラ崩壊注意

咲夜視点
　私、十六夜咲夜は思った。
　…お菓子の減りが異常すぎる。
　みんな話に夢中で食べていないと思うがなぜか減っている。
　私自身、話に夢中で食べていない。
　誰が食べているのか突き止めなければ。
　なぜ私がこんなことをしようとするのか単刀直入にいうと、めんどくさいのだ。
　みんながお菓子が減っているのに気付き、追加を目で訴えられる。そして私が時間を止めて取りに行く。
　これがめんどくさい。なぜなら、お菓子はお嬢様達が勝手に食べないよう厳重に保管してあるのだ。それもお嬢様達が知らないようなところに……。
　私もたまにそれを忘れて困った時があったが、その話は置いておこう。
　大事なのは厳重に保管されているということだ。
　いちいち、私とパチュリー様しか知らないパスワードを打ち込み重たい扉を開ける。それがめんどくさい。

早「それでですねぇ−。」

　今は早苗が話している。私はお菓子を見たまま話を聞いた。
　すると突然早苗が、

早「なぜかレミリアさんが−。」

と我が主の名前を出したので一瞬早苗の方を見た。
　それだけである。
　次にお菓子を見たときそれはごっそり減っていた。
　私は驚きのあまり固まってしまった。
　そして、話し終わったらしい早苗がお菓子を取ろうとしてそれに気付いた。

早「あれ？また少なくなってません？」

鈴「ほんとだ…ごっそりなくなってる……。」

小「ありゃ、今食べようと思ったのにねぇ。」

咲「……………」

　なぜ、なぜだ？
　私が目を離したのは一瞬だけ。
　なのになぜこんなに減っている？
　
　三人が目で追加を訴えている。
　仕方なく私はお菓子を追加することにした。
　そして、事件は起こった。

鈴「あれ？お菓子全部食べちゃったの？」

早「…本当にない…ですよね。」

小「さっきから誰だい？こんなにお菓子を食べてるのは。」

咲「…………」

　一瞬目を離しただけで………。
　私、十六夜咲夜は思った。
　誰かが能力を使って私の見えないところで食べてるのではないかと。
　
小「ぉｰぃ?」

　そうだ、そうに違いない。

早「咲夜さーん？」

　ならば一体誰が……？

鈴「ねぇ！咲夜ってば！」

咲「……へ？」

　急に話しかけられて間抜けな声を出してしまった。我ながら恥ずかしい…。
　私は次の三人の言葉に耳を疑った。

小/鈴/早「「「咲夜|が食べてるんじゃないかい/が食べてるんじゃないの/さんが食べてるんですか|？」

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