【東方×鬼滅の刃】

おやすみ ページ16

炭治郎視点
　妖夢をベッドに寝かせるため、俺は廊下を走った。
　部屋に着くと善逸が

善「何してるの！？」

と騒いでいたが無視をした。
　そして妖夢をベッドに寝かせると、アオイさんが診察し始めた。
　
ア「特に熱もありませんし…脈がずれている訳でもないので、何か嫌な……そうトラウマになっていることなどを思い出してしまったんだと思います。そのような時、人はこうなることがたまにあるので。」

「……なるほど………。」

善「…ね、ねぇ、妖夢ちゃんは大丈夫なんだよね……？」

伊「…よくわからんが、大丈夫そうだぞ。そこの奴がそんな顔してるぜ。」

ア「…はい、体調的には大丈夫ですが、妖夢さんの精神がよくわからないのでなんとも言えませんね………。」

「「「「………」」」」

　少しの間沈黙が流れたが、伊之助の

伊「もう眠いぜ。」

という言葉に俺達は我に返った。
　(すぐ、伊之助がベッドで寝始めたのは無視でいいだろう。)
　そういえば、妖夢が目を覚ましたときのことを考えておかなければ。

善「……ねぇ、妖夢ちゃんってどこから来たの？」

「…それが俺もわからないんだ……。でもなんでだ？」

善「いや、なんか服とか髪の毛とかさここら辺の人間じゃない感じがしてさ。まさか鬼の突然変異……とかじゃないよね………？」

「………………」

ア「…なんとも言えませんね………。」

　鬼の突然変異か……それは考えなかったな……………
　でも…じゃあなぜ出身地や年齢を隠すんだ……？
　まさかな……

ア「そういえば、妖夢さんの服をしのぶ様に会わせる前に変えたいのですが…。」

善「着替え！？ねぇ、着替えなの！？それなら、俺が喜んで手伝うよ！！」

ア「いえ、しのぶ様はまだ帰って来ないようですので明日、妖夢さんが目を覚ましたらしようと思います。なので明日の朝、妖夢さんが目を覚ましたら私の元へ来るよう伝えてくれませんか？」

「はい、わかりました。」

善「……わかったよ…伝えればいいんでしょ…？」

　善逸がふてくされた。
　いちいち相手をする必要もないので
無視をする。

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