【東方×鬼滅の刃】

回想 ページ14

妖夢視点
　それから、アオイさんが炭治郎に捻挫した箇所について話していた。
　
ア「自覚がないということは軽く捻っただけだと思いますので氷で冷やしてください。」

炭「ありがとう、アオイさん。」

　そんな感じの会話があったと思うが私は二振りの刀が心配で辺りをキョロキョロ見回していたのでよく聞いていなかった。
　キョロキョロ辺りを見回していることに気付いたのかアオイさんが

ア「刀ならきちんと保管してあるので大丈夫ですよ。」

と言った。
　私はキョロキョロしていたことに気付かれたことが恥ずかしく、顔を真っ赤にさせてしまった。
　
「………ありがとうございます。」

ア「はい、これが氷です。」

炭「毎回、毎回すまんな…。」

ア「これが仕事なのでお構いなく。」

炭「本当にありがとうな。」

　そんな会話私の耳には入ってこなかった。
　氷を見てあの氷の妖精を思い出していたのだ。
　確か、周りから(9)と呼ばれていたっけ。
　そこから、どんどん幻想郷のことが思い出されてきた。

炭「……ぉ-ぃ?」

　あの紅白巫女に、白黒魔法使い、人形を操る魔法使い、永遠亭の兎さん、変なダンスを踊っている巫女さん、

炭「……ぉ-ぃ?」

紅い館の主の吸血鬼姉妹、私の憧れの一人であるその館のメイド長、いつも寝ているそこの門番、いつもその周りで遊んでいる妖精達………いつも綺麗な音色を奏でてくれる3姉妹………………どこにでも現れる胡散臭い我が主の友人、その式神の九尾の狐、その式神のかわいらしい猫……………………









幽々子様…………………

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