63. 寮長グリーティング! 〜ディアソムニア・2〜 ページ22
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……あ、やべ。この体制やめよ。
私が完全なる不審者になっちゃう。
何分か頭だけを入れた状態で中を見ていると、ふと気付きバッと離れる。危ねー。
今度は扉を開けて全身を入れる。
『……ヤバい、叫べる気もしないし、かといって探索する気にもなれないし……どうしよう……。』
私は頭を抱えた。
だってあのディアソムニアだよ? あのマレウス・ドラコニアが居る寮だよ?
無礼なことしたら殺.されるに決まってる。
……でも、ずっとここで突っ立ってるだけじゃ何も始まらない。
そう自分に言い聞かせ、覚悟を決めて歩き出した。
そのまま暫く歩いていると、嫌な予感がしてきた。
ちょ、え、何々怖い。
でも気のせいだと首を振り、また一歩踏み出す。すると……
「お主、ここに何の用じゃ?」
『え? …………――っ!!?!?』
「ふはっ、お主、中々に言い反応するのぉ」
声が聞こえてきた。どこか聞き覚えがあるなあと思い、後ろを振り返ると、
コ ウ モ リ み た い に ぶ ら 下 が っ て る 人 の 顔 が 間 近 に あ り ま し た
びっくりして後ろに退けり、腰を抜かして尻餅を付きながらその相手を見る。
……え、は??
「……改めて聞くぞ。何の用でここに来たのじゃ? 用によっては今ここで追い出すが……」
『え、あ、え、あ、え……』
「まずは落ち着かせるのが先じゃな……」
えっ待ってこっち来ないで!!!?
やめろ顔良いな何で手元にカメラ無いの!!
そして、彼は「これで落ち着くかの……?」と言い、背中をさすってきた。
『……。すみません、落ち着いたのでさするのやめてもらっても……恥ずかしいので……』
「お、喋れる程まで回復したか」
『話聞いてますかー?』
「聞いとるぞ。やめて欲しいんじゃったな」
そう言うと彼は名残惜しそうに手を離してくれた。
何で名残惜しそうなのかは気にしない。めっちゃ気になるけど。
『えっと、それで……私がここに来た理由、でしたよね。
それは―――……』
「……ふむ。」
恐らくもうやることは無いだろう説明をする。
リリアさんはどこか納得している様子。
「お主がここに来たのは、寮長と副寮長に寮の説明をしてもらうため、と言うことじゃな?」
『はい、その通りです!』
「ふふ、なら寮長を呼んでこなければならぬな」
『ではどこで待てば良いでしょうか』
「談話室で待っていてくれ。案内するぞ」
『分かりました』
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今日は このキャラ について調べてみたら良いかもです!
マレウス・ドラコニア
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星猫 - そして、占いツクール以外の作品はログインが難しさと親が反対されてできませんでして。誠に申し訳ありません。貴方と関わらりませんにしませんにします。 (2021年9月23日 15時) (レス) id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 占努力して頑張る事は 1・合作の件でほったらかしをしません。 2・蒼姫のアクアと雪華とミリアを名付けません。 3・星猫のままで名付けます。 4・迷惑かけた皆さんの為に償います。 (2021年9月23日 15時) (レス) id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
ルナストーン(プロフ) - 星猫さん» 返信打ってる時は気付かなかったのですが、また同じコメントありますね。 「努力しないように頑張る」? どう言う意味です? 取り敢えず、貴方は何がしたいのですか、何が言いたいのですか。 (2021年9月23日 14時) (レス) id: f44ffe4945 (このIDを非表示/違反報告)
ルナストーン(プロフ) - 星猫さん» ああはい、それは事実ですね。 小説つくるのが大好き? ですが「占ツクには2度と来ない」と仰いましたよね。別に占ツクに固執しなくてもいいじゃないですか。別にここ以外にも小説つくれるサイトはあるのですから。そこへいかれてはどうですか? (2021年9月23日 14時) (レス) id: f44ffe4945 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 2回目ですみません。確かに来ないと言いました。けどやっぱり小説を作るの大好きなので辞めなかった。だから努力しない様に頑張ろうと思います。 (2021年9月23日 13時) (レス) id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
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