AM8:30の戦慄【ci】 ページ32
「やっってしまった」
目覚ましのアラームをかけ忘れてしまい、時計の針は8:15を指した。よりにもよって朝一番に会議が入っているとは何たる不運なのだろう
「んん…」
さらに運の悪い事に寝起きは全くもって使い物にならないチーノが昨晩泊まりにきていたのである。「昨晩はお楽しみでしたね(笑)」なんて鬱先生、コネシマ辺りに言われてしまっては、たまったものではない
会議まであと15分。幸い会議室はここから階段を登ってすぐにあるので走ればまだ間に合うかもしれない
「チーノ君起きて会議遅れる！」
隣でグースカと眠っているチーノを叩き起こし、顔を洗う
「A…おはよ…」
目を擦りながら伸びをするチーノに挨拶を返して服を渡す
歯を磨きながら服を着替え終えるともう時計は8:20を過ぎていた
「A…」
肝心のチーノはやっと服を着替え終わったところだった
「待ってチーノ君ボタンかけ間違えてる」
彼に歯ブラシを咥えさせてその間にボタンを留めていく。時折覗く肌に目を逸らしながらなんとか身支度は終わらせた
「Aってば…」
まだ頭が働いていないのかチーノに何かが足りていない
「あ！眼鏡！何処やったの？」
ベッドの上をくまなく探す。彼は一体何処に眼鏡を置いたのか。昨日の記憶を遡れば、咄嗟に自分が寝ていた方にあるサイドテーブルを見る。…そういえば昨日私が外したのだった
朝からドキドキと心臓がうるさいのは慌ただしくしているからか昨晩のことを思い出したからなのか
そうこうしているうちに時計は8:28を指していた
「あっ、チーノ君もう行くよ！」
今出ればなんとか間に合いそうだ
「A待ってや…」
「何？忘れ物？」
振り返ると頬撫でられキスをされる。呆然としている私に彼はふにゃりと笑った
「…忘れてる」
慌ただしくしている途中で不意打ちを喰らってしまい、固まったままの私を優しく抱きしめる
「〜〜〜っ！もう…！」
寝起きは甘えたでマイペースな彼を力一杯抱きしめた
さて、とうとう8:30が来てしまった
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逆転の人(プロフ) - ここのつちゃんさん» すみません1番初めの話から見落としていました。本当にすみません。長々とレスもしてしまって本当に申し訳ありません。死ぬ気で直します。もう本当にすみません。 (2022年8月19日 5時) (
レス) id: 97fd8434b7 (このIDを非表示/違反報告)
逆転の人(プロフ) - ここのつちゃんさん» 最近は書かないようにしていましたが、どうしても無意識のうちに書いてしまうことも多く、見直してもよく見落としてしまっています。お恥ずかしい部分をお見せしてごめんなさい…直ぐに訂正します。ご報告ありがとうございました。非常に助かりました。 (2022年8月19日 4時) (レス) id: 97fd8434b7 (このIDを非表示/違反報告)
逆転の人(プロフ) - ここのつちゃんさん» いつもありがとうございます。その名前は私がよく小説に使っている自分の中の夢主像の名前で、小説を書くときも下書きの段階からその名前で仮で書いています。そのままここに載せてしまってそのままになっていたんだと思います。申し訳ありません… (2022年8月19日 4時) (レス) id: 97fd8434b7 (このIDを非表示/違反報告)
ここのつちゃん(プロフ) - いつも楽しく拝見させていただいております。ところでいくつかの物語に出てくる「こるて」という名前は何でしょうか。 (2022年8月19日 4時) (レス) id: c790a783a7 (このIDを非表示/違反報告)
774号（現在稼働中）(プロフ) - 逆転の人さん» マジで私達読者にとって最高のサプライズですよ……何回私の涙腺を崩壊させるおつもりですか!?本当に本当にありがとうございますぅうう (2022年6月19日 19時) (レス) id: e50bf9dc91 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：逆転の人 | 作成日時：2021年6月1日 0時
