一緒に泣くから ページ49
.
きっとこれが彼の本音
言いたくても言えない
そんな立場だからこそ
今ここで私にぶちまけた
「.....そのこと、みんなに
ちゃんと言えたらいいのにね」
セフン「...ん」
「...」
セフン「でも1番に言いたかった人に
言えてもう満足」
ジッと私を見る彼
「.....ん」
セフン「...ん」
「それって」
セフン「Aのことね」
「...」
セフン「信じてくれる?」
「...」
セフン「俺がいま全部伝えたこと」
「...」
突然音信不通になったのも
突然別れを告げられたのも
セフン「俺はずっとAに
会いたくて会いたくて仕方がなかった」
「...っ」
セフン「ちゃんと説明もして
俺のことをわかってほしくて」
「...」
セフン「でもそんなことできなくて」
「...」
セフン「ただ別れを告げてお互い
楽になればいいとしか考えられなくなってた」
ちゃんと彼のことを理解してあげていなかった
理解したつもりでも
全然できてなかった
私みたいに堂々と外も歩けなくて
増してや子どもを連れてなんて無理で
それでも何事にもベストを尽くそうとしていた
彼のことを思うと
「.....私はセフンの味方だよ」
次は私から抱きしめてあげるしか
私にはできなかった
「.....これから先何があっても
ずっと、ずっと味方だから」
セフン「.....」
「だからあんな風に別れようとしたりしないで」
セフン「...」
「言いたいことあればなんでも言っていいから
怒りたければ怒っていいから」
セフン「...」
「泣きたければ...私も一緒に泣くから...」
セフン「...ふ...ふふっ...」
笑いながら私を見つめ直す彼
セフン「子どもたちがAのことが
あれだけ好きな理由はこれなんだよなぁ」
「...?」
セフン「他人のためにもベストを尽くそうとするとこ」
「...それはセフンだよ」
私がまさに思っていたことを
そのまま口にする
セフン「じゃあ俺たち似た者同士だな」
「...ふふっ」
セフン「俺がいま泣いたら
一緒に泣いてくれる?」
「...その言葉やっぱり撤回ね」
セフン「なんでだよ!」
「よくよく考えると変な感じ」
セフン「ふははははっ」
なにが面白いのかわからなくても
ついつい笑ってしまう
彼に会うと
自然と笑みが溢れる
そして
急に近づいた顔
そのままお互いの
唇が重なった
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2066人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「EXO」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
か - ふあぁぁ〜！再会〜嬉涙会いに来てくれたぁー涙更新、ふぁいてぃん！ (2017年1月12日 23時) (
レス) id: e148fcfc9c (このIDを非表示/違反報告)
JUMIN(プロフ) - かさん» 更新楽しみにしててください^^ (2017年1月9日 1時) (レス) id: 469b004b80 (このIDを非表示/違反報告)
JUMIN(プロフ) - ぐぅたんさん» ありがとうございます!!頑張ります^^ (2017年1月9日 1時) (レス) id: 469b004b80 (このIDを非表示/違反報告)
か - あぁ〜涙続きが気になる涙更新、ふぁいてぃん！ (2017年1月4日 4時) (レス) id: e148fcfc9c (このIDを非表示/違反報告)
ぐぅたん(プロフ) - 毎回更新楽しみにしてます！！がんばってください (2017年1月3日 23時) (レス) id: b785eb5825 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：JUMIN
| 作成日時：2016年11月11日 21時
