大丈夫か!?全日本男子バレー！

☆ ページ3

数時間後、、、

『夏、、夏、、、』


あれ、私誰かに呼ばれてる、、、、

だんだん意識が浮上すると、それが誰なのか分かってきた。

「んぅ〜。どうしたの。、、、って大丈夫！?」


目を開けると顔色が真っ青になった翼がいた。

「ちょっと、大丈夫？」


『吐きそう、、、(涙)』


もう吐く寸前で、だけど受け取るものが近くになかった、、、

「え〜！どうしよ！」


『ゲェでちゃう、、』

めっちゃ焦って、周りを見渡すと、片づけ忘れたバスタオルが目に入った。
私は、胸にそれをかけて、翼を胸に引き寄せた。

「翼、出していいよ。」


『ヤダ、夏が汚れちゃう。』


「いいよ。心配しなくて。ゲェしてスッキリしちゃお。」


翼の背中をさすっていると、体からゴポッと嫌な音がすると同時に戻し始めた。

「大丈夫、大丈夫、、」

数分吐き続けると、


『夏、、ごめんね、、』


って謝ってくる。相当辛いのか涙も流している。

「気にしなくていいよ。もう大丈夫？」


『うん。、、、抱っこ〜(涙)』


辛かったのか、また退行しだしてる。

「ちょっと待っててね。片してくるから。」


私は、汚れてしまったバスタオルを洗って、リビングに戻った。



「あれ？寝ちゃってる、、、、辛かったもんね。おやすみ。」


頭を撫でて、私も翼の隣で目をつぶった。



翌朝、、、、

『夏、、昨日はありがとね。』


いつもの元気な翼に戻っていた。

「全然大丈夫。今日も練習頑張ってね。、、あっ！頑張りすぎないようにね！」


『は〜い。じゃっ！いってきます！』


「行ってらっしゃーい！」


昨日の翼かわいかったな。 たまには甘えてね。大好きだよ。


ＥＮＤ

柳田　将洋　　　　頭痛→←★

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す