9話 ページ11
観客からは冷やかしの声。
そのままおぶられて、
保健室へ直行。
先生は誰もいなく、
私と神山くんの二人きり。
はじめての感覚に緊張しながらも、
手当をしてもらう。
神山くんの手が私の足に触れるたび、
触れられた部分が熱くなっていく。
教室は冷房が利きすぎて寒いくらいなのに、
なのに、なんで?
触れられた部分がこんなにも熱いの?
濱田「ごめんな!ちょっと、熱中症の子が多くて」
とも「ええよ、もう手当終わった」
濱田「あれ?神ちゃんて、こういうのできる人やったけ?」
とも「できへんよ」
濱田「じゃあ、なんでこの子の手当てを」
段々ニヤけだしてる先生。
さすがに、キモイ。←
とも「濱ちゃんがおらへんのに、どうやってするんって言うん?
でないと、藍花の足のけが治られへんやろ?」
なんて、
否定してる神山くんの顔が赤くなってるのは、
私の気のせい?
気のせいだったらいいのに。
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作者名:wesene | 作成日時:2018年7月26日 15時