4つの愛

入学式 3 ページ4

？「あ、紹介するね。

俺の名前は手越祐也。

俺も、美恋学園の入学式に行くところなの」

A「私の名前はAA」

祐也「Aちゃんか。ヨロシクね。

俺の事、祐也くんとか呼んで」

A「はい！ヨロシクお願いします」

祐也「んで、Aちゃんも迷子？」

え…まさかの図星…

祐也「大丈夫だよ。俺も迷子だから(⌒▽⌒)」

『俺も迷子だから(⌒▽⌒)』って…

一番頼りない言葉じゃん！

祐也「んー。シゲ、迎えに来てくれるかな？」

A「あの、シゲって誰ですか？」

祐也「加藤シゲアキ。同い年の兄貴なの」

A「へ〜。そうなんですか」

確かにお兄さんがいないと

務まらなさそうだな。

こういうタイプは。

祐也「電話しよっ。出てくれると良いな」

A「そうですね。お願いします」

すると、祐也くんは突然

ゲラゲラと笑い出した。

A「なっ、何ですか！？」

祐也「いや、そんなに敬語使われても

俺笑っちゃうよ」

A「ご、ごめんなさい」

祐也「同い年なんだから、敬語禁止(￣^￣)」

A「…わかった^ ^」

これには、私も少し安心した。

幼い頃に、ママに言われて

敬語にずっとしてたけど、

いざ使うとなると少し違和感あるな。

ま、いいよね。

祐也くん、優しい人だし。

そして私達は、祐也くんの

お兄さんからの電話を待った。

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