SEVENTEENの紅一点

寝起きのキス(？) ページ38

ジョンハンside




_________俺はまだ夢の中



今日はジャケット撮影がある。

でももう少し寝る。



だって絶対そしたらあの子が起こしにくる。





寝た振りをして目を閉じている俺。







どんどん近づいてくる足音。





"ハニオッパ！"




ほらね、きたでしょ




はあ〜寝起き悪すぎ〜と
ぶつぶついいながら俺のベッドに腰掛けて



"オッパー！おーきーてー！"



と大声で俺を叩く。



ちょっとして


"ん〜っっ…な〜に〜"




と演技してみる。







寝返りを打ちうっすら目開けると俺の
視線の先にはA。






はあ。今日も可愛いな…どうしよ








こんな可愛い子が起こしに来てくれたら
秒で起きるんだけどちょっといたずらしてあげる。






"起きたいけどね…起きれないから
Aがキスでおこしてくれないと"







というと






"ふざけないで〜ほら早く起きて支度して!"






と俺の腕を引っ張る。









"だめ〜。腕痛いし絶対にあざできたもん。
Aのせいじゃん？ファンが悲しんじゃう
なんであざあるの？！って…ほら
ちゅーでごめんなさいは"







にやっと笑うと






"オッパばかみたい！ほらいいから
早くして！"





頑固だな〜…ならこうしちゃう！








Aの腕を引き布団の中に引きずり込む。





俺の足をAの足に絡ませ
逃げられないように胸の中に閉じ込める。








"一緒に寝ちゃおっか"





と目を閉じると







"んっとに！ジャイアン！！
離してよ〜ミンギュヤ〜!!!助けて！"





と大声をあげるAを俺の顔の前に顔が来るように押し上げると
手でAの口を塞ぐ。





"ヤ！犬は連れてくんな！邪魔だ！"






"じゃー早く起きて！"




"はあわかったよ…"





作戦失敗か…




Aをつかむ腕を離しはぁとため息を
つくと一瞬じっと俺を見たAが





" ……// "




ちゅっというリップ音と共に
頬にAの唇の感触。







"今日も頑張ろうね"






とくしゃっと笑ったA。



ーーー撮影前

"あれジョンハンさん
今日なんか表情いいですね
なにかいいことあったんですかー？ふふ"


メイク中スタッフさんに言われて気づく。
そういえば今日俺すごい楽しそう



"ネ。いい事ありました"




俺の視線の先には大好きな子の姿。




あのこを見てると俺は表情管理が下手みたい。

だって今もほら…
鏡に映る俺の口角はゆるゆるだ。




"オッチョナ…"

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