Still Love You...2nd

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さっきから何回も名前を呼んどるのに
反応すらない望。




「...望、...なぁ、望ってば！」




望「んぁ、どないした？」



やっと返事したかと思えば、
どないした？なんて間抜けな返しをしてきて。




「どないした？はこっちのセリフやねんけど」



その返事に若干の呆れを感じながらも本題へと話を進める。




「あのさ、...望怒ってる？」



そう聞くと、いつものトーンで
”別に怒ってへんで？” と言う。



あれ、怒ってへんの？



ちゃうんやったら
神山くんが言ってた ”アレ” ？




「それじゃあ...嫉妬？」




望「ﾌﾞｯ、そ、そんなんとちゃうわっ！」


図星やな、吹き出してもとるし(笑)


そう、
神山くんが言ってた ”アレ” は ”嫉妬” のこと。



” のんちゃんが嫉妬するとこ、
俺、はじめて見たわ(笑)
Aちゃんにゾッコンやで、あいつ。”

って耳打ちされてん。



「顔に書いとるでー、
流星くんに嫉妬してましたって。」



望「ちょっ、やめろやー
むっちゃ恥ずいやんけ。」



いつもどおりに笑いに変えると思ってたら、



望「...でも嫉妬とかカッコ悪いやんな、
しかもメンバーにとかさ。」


カッコ悪い。
そう言って落ち込んでしまった、彼。




「カッコ悪くなんかないで？
嬉しかったもん、私、愛されてるなって。」



確かに望からしたら
”嫉妬する=小さい男” かもしれんけど、


それだけ私を好きで居てくれるからこそ
生まれる感情やと思うから。



嫉妬ってさ、
ときには醜く映るかもしれへんけど
受け取り方によっては微笑ましく思えることやってあるんやで？

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