Still Love You...2nd

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望「実はな、」



そう言ってポケットから



望「俺も買ってん」



さっき貰ったピンキーリングがもう一つ、
チェーンに通されて取り出された。



望「こういうのってやっぱお揃いがええやん？」



恋人の証、みたいなやつやん？


なんて、はにかんだ笑顔を見せながら言う。





かと思えば、




望「ほんまは俺も堂々と左手にはめるべき、
っていうか、むしろはめたいねんけどさ、」



目線が少しずつ下がっていき、



望「仕事柄、難しいのが現状でさ。」



眉をハの字させ、ごめんなぁと謝る。




私は、


そんなことないで？だって...


そう話を切り出して、




「私は望の仕事のことは
私なりに理解してるつもり。」



普通の恋が出来ひんなんて百の承知。
それを覚悟して私は望の隣に居るから。



「やから、望からプレゼントを貰えただけで満足やし、その想いだけで私は嬉しいから。」



私に対する想いを伝えてくれた、
ただそれだけで十分やから。




「せやから、もう謝らんで？」

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