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『……成亮さん』
加「なんです？」
『あなたここにいていいんですか？』
加「いいからいるんですけどね」
お嬢さん物分かり悪いですねーと言うこの男。
明日はオフらしいけどこの人にはオフはあってないようなものじゃないかと私は思ってる。
『いいの？原稿とか、』
加「ある程度書いたしまだ時間あるから。それよりAと一緒にいたい」
『……心臓に悪いなぁ』
そう言いながら結んである私の髪をぴょこぴょこさせてる成亮。
そんなに長くないからほどけそう。
加「あ」
『え？』
加「ごめんA。ほどけた」
『あーまぁ別にいっか』
付き合いだしてからお互いを下の名前で呼び捨てするようになったり、恋人らしいことをするようになったくらいで特に関係性は変わってない私たち。
加「でも俺、髪下ろしてる方が好きたんだよね」
『……そうなの？』
加「うん。髪わしゃわしゃーってできるじゃん」
そう言って私の髪で遊んでる成亮。
クチャクチャになるのが少し気になったけどあとお風呂入るだけだし、まぁいっか。
『お風呂先入る？』
加「いいの？」
『うん。バスタオルとか適当に使って』
加「りょうかい」
次の日がお互いオフだったり、午前中に仕事がなければどっちかの家に泊まることが多い。
今日もそんな日。
上がるまで携帯をいじったり本を読んだりしてればすぐお風呂からあがってくる成亮。
ライブの時もだけどこの人はほんとにあがるのが早い。
そのことを言ったら「Aは逆に長くない？」と言われた。これが男女の価値観の違いってやつか、と20年以上男社会にいて初めて気づいた。
加「Aー。シャンプー少なくなってたよ」
『あ、ごめん。いれるの忘れてた』
加「大丈夫。まだ入ってたから使えた」
『そっか』
そのままシャンプーの詰め替えも一緒に持ってってちゃーっとお風呂に入る。
少し前、いつも通りお風呂に入ったら成亮が寝ちゃってたことがあった。
だから最近、成亮が来た時はなるべく早くお風呂から出るようにしてる。
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.→←If story~もしメンバーの彼女だったら？ ○編~
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にゅすの さくら(プロフ) - コメントありがとうございます。そういってもらえて嬉しいです。これからもお願いします！ (2022年1月23日 9時) (
レス) id: 5edbddd3d7 (このIDを非表示/違反報告)
momo(プロフ) - 新作待ってました！(*＞∇＜)ﾉこれからも楽しみにしてます！ (2022年1月22日 22時) (レス) @page3 id: a0b82fa00b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にゅすの さくら | 作成日時：2022年1月22日 16時
