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小走りしているAを追いかけて肩を掴み止めた。
増「はぁ、はぁ、どうした?具合悪くなった?大丈夫?」
「う、ん、、、」
けど振り向こうとしなかった。
小「なになに?おまえどーしたの?本当に。こっちむいて?」
無理やりこちらへ向けさせると顔を覆った手の隙間から赤い血液が一筋流れていた。
小「っ!!!大丈夫!?どーしたの!?」
増「、、、鼻血?」
するとAはコクンと頷いた。
小山はポケットからティッシュを取り出しAに渡した。
「わーごめんありがとー。。あたしより女子力あるねぇ(笑)」
そう言って笑顔を向けてくるA。
本当は笑ってる余裕もないだろうに。
増「とりあえず座ろう?」
近くに階段があったのでAを両脇から支え座らした。
「ごめんね」
小「なにがだよーもー。」
「あたし、これからこういう事どんどん増えると思う。迷惑かけちゃうね」
小「迷惑じゃないから。そんな事考えなくていいから。」
まっすーは何も言わずうんうんと頷きずっとAの背中をさすっていた。
「あ、止まったみたい!結構時間かかったねやっぱり、、ははっ」
精一杯の強がりな笑顔を向けるAに心が痛んだ。
けどここで、無理すんなとか声をかけたらAが崩れてしまいそうで、、
黙って頭を撫でることしかできなかった。
。
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しおり(プロフ) - ▼貴パーナ▽さん» ありがとうございます!過去の作品にコメントいただけるなんて、、うれしい(笑)更新頑張りますね^ ^! (2014年5月8日 1時) (レス) id: e5c84055ee (このIDを非表示/違反報告)
▼貴パーナ▽ - ちょっとウルッと…w更新頑張ってください!応援してます! (2014年5月8日 0時) (レス) id: 04ee26b53a (このIDを非表示/違反報告)
しおり(プロフ) - 麗さん» ありがとうございます!!!頑張りますね^ ^ (2014年1月7日 14時) (レス) id: e5c84055ee (このIDを非表示/違反報告)
麗 - すごく泣きそうになります(泣)wこれからも更新頑張ってくださいね♪ (2013年12月24日 23時) (レス) id: 3ce5e8b7b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しおり | 作成日時:2013年12月12日 2時