小瀧望を"買う"ことに

3.あなた ページ3

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下へ下へとスクロールするごとに年齢層が


上へと上がっていく




年上の人はあまり好きやないから上の方で探す事

にした





いつもなら即買ばっかりしていた私やけど



今回ばかりは慎重だ




なんでかって？


彼氏を選ぶんやで？！←





しかもよく見ると、値段が記入されてあることに

気づいた



だいたい皆、2000円前後





ほんまにこれ大丈夫なん？


どういう人たち？





それでも黙々と選んでいると指がとまる




A「……この人や」




勝手に運命に結びつけた私が選んだのは






【小瀧望くん、18歳、2500円】






顔が綺麗に整っていて、私のタイプど真ん中



プロフィールをタップすると




性格や、説明が書いてあった




【優しくてとても面白い子です

時々変態になりますが、可愛がってください】




その説明の下には購入ボタンがあったので



即座に押した





画面には購入完了の文字が






うえー、ほんまにこれでええんかな？




海「Aー」



A「わぁあぁぁ！！」




私はビックリして、そのリンクをすぐに閉じた




海「何びっくりしてるの？」



A「勝手に入ってこないでよ！」




海「えー、いつもの事じゃん

それよりー、お母さんがクッキー焼いたから

どーぞだって！」




海人の手からクッキーを受け取ると



まだ焼きたてのようで温かかった




A「ありがと」




海「あんまりネットショッピングしすぎないでね」




そう可愛く言った海人は自分の家へ戻った





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