. ページ31
.
藍沢「緋山、」
緋山「何、」
藍沢「昼、ちょっといいか」
緋山「あ、うん。おっけ、」
緋山と昼の約束をした。
話を聞き、緋山と別れ医局に一番近いトイレの前のベンチに腰を下ろす。
しばらくしてAがトイレから姿を現した。
「…耕作？何してるの？」
不思議そうな顔をして俺に話かけてきた。
生憎ここは人通りが多い。
場所を変えて自販機の前で話をすることにした。
「耕作はブラックでいいの？」
そういう彼女の手にはカフェオレが握られていた。
妊婦はカフェイン取ったらダメなんじゃないのか？
藍沢「お前はそれを飲むのか？」
「え？うん、私いつもこれじゃん(笑)」
藍沢「カフェイン摂取して平気なのか、」
「え？」
藍沢「…検査、どうだったんだ」
「…なんだ、知ってたの」
藍沢「…ナースステーションで話しているのが聞こえてしまってな、」
『だから白石先生声大きいって言ったのに〜』なんて言いながら笑っている。
「検査薬買う前に生理来た、」
藍沢「…そうか、」
「最近生活不規則だったからなぁ〜…ただ遅れてただけみたい、」
藍沢「…そうか、」
「…ねぇ、もし妊娠してたらどうした？産むことに賛成？それとも反対？」
藍沢「賛成するに決まっているだろう、そんな当たり前のことを言わせるな」
「…え、意外」
藍沢「…何故だ、」
「だって耕作、子供とか興味なさそうだしいつでも仕事が一番だし…あ、別にそれが不満ってわけじゃないけどね？(笑)」
知らないうちに俺は彼女を不安にさせていたのかもしれない。
藍沢「もしお前が妊娠したらお前のことも、お腹の子も俺が守る。それが父親ってものだろう、」
「耕作…
ねぇ、私が妊娠したら嬉しい？」
藍沢「当たり前だ、何度も言わせるな」
「へぇ〜(笑)嬉しいんだぁ〜(笑)」
藍沢「なんだその言い方は、しつこいぞ」
「耕作、」
藍沢「…なんだ、」
「キスして？」
藍沢「病院だ、私情を持ち込むな」
「散々2人の話しといて？
_______________もしかしてAのことやっぱり嫌いなの？」
上目遣いというやつで俺にそう聞く彼女
藍沢「っっ、」
_____チュッ
藍沢「好きだ…」
「ふふっ(笑)私も耕作のこと大好き♡」
あぁ、やっぱり彼女はズルい。
______________________________
緋山「あの藍沢が病院でキスしてる…」
横峯「なんかヤバいもの見ちゃった気分です…」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 304人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
モリノ ツバキ(プロフ) - うわぁ!返信きた!宜しくお願いします! (2020年3月23日 2時) (
レス) id: 640fa450a4 (このIDを非表示/違反報告)
梅干しガール(プロフ) - モリノ ツバキさん» リクエストありがとうございます！ (2020年3月22日 21時) (レス) id: 7642859de6 (このIDを非表示/違反報告)
モリノ ツバキ(プロフ) - リクお願いします!ある担当した患者が入院中も何かと夢主に絡んできて、退院してからもストーカー行為を受け家までつけられる始末で。そんなある日、スタッフルームにその人が刃物を持って来て危険な目に合う。そこを藍沢先生が助けてくれるという内容をお願いします。 (2020年3月22日 18時) (レス) id: 640fa450a4 (このIDを非表示/違反報告)
梅干しガール(プロフ) - ななさん» リクエストありがとうございます！ずっと書きたいと思っていてお話が貯まってきたので作品化してみました(笑)よろしくおねがいします(*'▽') (2020年3月15日 16時) (レス) id: 7642859de6 (このIDを非表示/違反報告)
なな - 藍沢先生も始められたんですね。嬉しいです！彼女と一緒に出勤する藍沢先生が見たいです！お願いします(^^) (2020年3月15日 14時) (レス) id: 22541cbca2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：梅干しガール
| 作成日時：2020年3月3日 14時
