まさかの知らせ ページ10
喰われて…？
あたしは恐る恐る落ちてきた人達を覗き込んだ。
喰われたと言う割りに、どこにも出血が無い。
「喰われた、って……」
あたしが身体に触れようとした瞬間。
「A!!!!」
いきなり倒れていた人々があたしに襲いかかってきた。
「っ…!!??」
あたしはとりあえず手近に居た人を背負い投げ。
追撃を加えようとしたところで透明な壁に阻まれた。
よく見ると、床には魔方陣みたいな紋様が描かれていて、その中で襲ってきたのが嘘みたいに吸血鬼達が眠っていた。
「全く…危なかったね。」
優一さんは片手を下ろしながら倒れた吸血鬼を見下ろした。
きっと、この結界を作ってくれたのだろう。
「…ったく、危ないだろ!?」
蘭丸がかなり本気で眉をはね上げた。
…心配、してくれたんだ…///
「ごめんなさい…でも、吸血鬼の割りに簡単に投げ飛ばせたし…そもそも、喰われたって……？」
あたし含め、子供は口を閉ざした。
そして、躊躇う優一さんに代わって、綱海さんが口を開いた。
「聖獣使いの話は聞いたか？」
え…？
何で今聖獣使いの話をするんだろうか。
聖獣使いは封印された、で話は終わったし、さっきまで綱海さんはこの場にいなかったはず……
とりあえず、あたし達は曖昧に頷いた。
「…なら話は早いな。
……目覚めたんだよ、聖獣使いが。」
え……？
頭が話に追い付かない。
さっき封印されたって話を聞いたばかりで、今度は目覚めたって……
「つい最近、聖獣使いを封印していた術がいきなり解けたんだ。
まさかとは思ったが…吸血鬼を狙ってるみたいだ。
そして、聖獣使いが吸血鬼を《喰って》いる。」
嘘、だろ…？
人間支配を考えた種族が目覚めて、しかも吸血鬼を喰う…!?
あたしは、呆然としている吸血鬼達をただ眺める事しかできなかった。
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革ベルト
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瀬令瑠菜(プロフ) - なんのことですか？ (2013年5月5日 8時) (
レス) id: bd8e33d816 (このIDを非表示/違反報告)
瀬令瑠菜(プロフ) - 妖姫ｰｱﾔｶｼﾋﾒｰさん» そうです＾＾ (2013年1月12日 21時) (レス) id: 8c6c9b61f4 (このIDを非表示/違反報告)
瀬令瑠菜(プロフ) - 妖姫-ｱﾔｶｼﾋﾒ-さん» 読みたいといってくださるのは、とてもうれしいです＾＾ その人に見せるだけなら構いませんよ♪くれぐれも、転載などはしないようにお願いします。 (2013年1月11日 20時) (レス) id: 8c6c9b61f4 (このIDを非表示/違反報告)
妖姫ｰｱﾔｶｼﾋﾒｰ - 「違反」にした人、といてください！ (2013年1月11日 18時) (レス) id: b06aef17b4 (このIDを非表示/違反報告)
妖姫-ｱﾔｶｼﾋﾒ- - 友達にこの小説のこと話したら「読みたい！」って。でも、PCも3DSも持って無い人いて。自分のノートに書き写したいのですが、いいですか？1/12までにｺﾒ返無ければ、書きますね！ (2013年1月11日 18時) (レス) id: b69d7f8205 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瀬令瑠菜 | 作者ホームページ：http://ameblo.jp/runarunaterulove/
作成日時：2012年8月27日 16時
