開幕 ページ33
「来るぞ!!」
蘭丸の声で、皆一斉に動き出した。
狩屋と蘭丸は同時に手を噛み、術を発動させる。
アルファの周囲に幾つもの雷光が放たれ、視界が霧で覆われた。
といっても、攻撃の為じゃない。
とりあえず広く、戦いやすい場所へ連れ込み、《喰われる》危険を減らすのが目的。
その為の牽制。
「こっちだ!!」
いち早く廊下に出た神童が松風の腕を引いたまま叫ぶ。
あたし達も、臨戦態勢のまま、急いで部屋を出た。
向かう先は、館の庭。
急いで庭に出たけれど。
「あらあら、考える事は皆一緒、なんですねっ♪」
もう一人の聖獣使いが、剣城達と向かい合って優雅に微笑んでいた。
「やはり、そっちも奇襲されたんだね……。
一応対策として見つからないように結界を張っていたけれど…。」
優一さんは唇を強く噛み締めて呟いた。
結界を張っていた…？
じゃあ、どうしてここが……
「偵察が沈んだ時にはダメかと思いましたけど…
本当は、場所ならもう掴んでいたんです♪」
どうやってかは教えませんけどね、と付け加えながら天使のような笑みを返してきた。
その後ろから、追いついたアルファが静かに歩みよってくる。
「…そろそろ、決行の時間です。」
「はいはーい。さぁさぁ皆様お待たせしましたぁ!!」
ベータちゃんはテレビの司会のように高らかに言ってから、
表情をまるで別人のように歪めた。
無邪気な少年のようでいて、且つ残虐さと冷酷さをプラスの感情にしたような笑みに変わる。
獰猛で、歪んだ、笑み。
「聖獣使いによる人外生物吸血鬼狩りの始まりだ!!
おまけも幾らかついているが構いやしねぇ、全員ぶちのめしてやるよ!!!!」
その宣言が、小さな戦争の幕開けとなった。
ラッキーアイテム
革ベルト
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瀬令瑠菜(プロフ) - なんのことですか？ (2013年5月5日 8時) (
レス) id: bd8e33d816 (このIDを非表示/違反報告)
瀬令瑠菜(プロフ) - 妖姫ｰｱﾔｶｼﾋﾒｰさん» そうです＾＾ (2013年1月12日 21時) (レス) id: 8c6c9b61f4 (このIDを非表示/違反報告)
瀬令瑠菜(プロフ) - 妖姫-ｱﾔｶｼﾋﾒ-さん» 読みたいといってくださるのは、とてもうれしいです＾＾ その人に見せるだけなら構いませんよ♪くれぐれも、転載などはしないようにお願いします。 (2013年1月11日 20時) (レス) id: 8c6c9b61f4 (このIDを非表示/違反報告)
妖姫ｰｱﾔｶｼﾋﾒｰ - 「違反」にした人、といてください！ (2013年1月11日 18時) (レス) id: b06aef17b4 (このIDを非表示/違反報告)
妖姫-ｱﾔｶｼﾋﾒ- - 友達にこの小説のこと話したら「読みたい！」って。でも、PCも3DSも持って無い人いて。自分のノートに書き写したいのですが、いいですか？1/12までにｺﾒ返無ければ、書きますね！ (2013年1月11日 18時) (レス) id: b69d7f8205 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瀬令瑠菜 | 作者ホームページ：http://ameblo.jp/runarunaterulove/
作成日時：2012年8月27日 16時
