留学生２ ページ4
「えー、今日はこのクラスに入る留学生二人を紹介します。」
あたし達が少し遅れて入ると、既に朝のHRが始まっている所だった。
基山先生は遅れて入ってきたあたし達に、アイコンタクトで席に着くように指示してくれる。
…というかこのクラス転入生多いなぁ…。
そんなことを思いながらあたしが蘭丸の隣の席に着いた瞬間、基山先生が扉をあけた。
「皆さんはじめまして、ベータといいます♪
慣れないことも多いんですけどぉ…お願いしますね＾＾」
ぴょっこり教室に入るや否や、舌をちろっと出して可愛くお辞儀するベータちゃん。
長い睫毛でパチッとウィンクした瞬間。
吸血鬼と神童以外の男子が、おちた。
「べ、ベータちゃん可愛い…!!」
「アイドルみてぇ…!!」
「やだぁ、お上手なんだから♪」
す、凄い…ベータちゃんに皆メロメロになってる…!?
「俺的にはー、Aタイプが好みだからなー。」
狩屋がお決まりのチャラい台詞を吐いた後、剣城が滅茶苦茶深刻そうな顔でベータちゃんを睨んだ。
「…人間の女子って、陥落術式使えるんだな。」
「あ、いや…ただモテるだけだろ。」
…ひょっとして剣城って天然か？
色恋沙汰とか興味なさそうだしな…。
すると、ベータちゃんの隣に立っている男子が口を開いた。
「……アルファ。ベータと同じ場所から来た。……よろしく。」
うわ…もう一人もキャラ濃いなぁ…。
特徴的な紫の髪が無機質めいた顔に映えていて、剣城とはまた別の寡黙なタイプ。
「皆、仲良くするように。
じゃあ、HRを終わります＾＾」
基山先生が教室を出ると、たちまちベータちゃんの周りには人だかりができていた。
水「うわっ、あいつ人気だなー。ああいうの好きじゃないけど…」
親友の水鳥がげんなりしながら男子の群れを見てため息をついた。
確かにベータちゃんと水鳥合わなそうだなぁ…。
あたしは蘭丸達の居る窓辺に何気なく目をやって、
「だねぇ……え？」
窓の外にチラリと何かが見えた。
あたしは自分の目を疑って、もう一度目を凝らしたけれど、幻覚だったのか何も見えなかった。
「A……？」
黒くて大きな狼。
幻覚にしてははっきりとした狼が、確かに窓の外から、じっとこっちを見ていたんだ……。
ラッキーアイテム
革ベルト
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瀬令瑠菜(プロフ) - なんのことですか？ (2013年5月5日 8時) (
レス) id: bd8e33d816 (このIDを非表示/違反報告)
瀬令瑠菜(プロフ) - 妖姫ｰｱﾔｶｼﾋﾒｰさん» そうです＾＾ (2013年1月12日 21時) (レス) id: 8c6c9b61f4 (このIDを非表示/違反報告)
瀬令瑠菜(プロフ) - 妖姫-ｱﾔｶｼﾋﾒ-さん» 読みたいといってくださるのは、とてもうれしいです＾＾ その人に見せるだけなら構いませんよ♪くれぐれも、転載などはしないようにお願いします。 (2013年1月11日 20時) (レス) id: 8c6c9b61f4 (このIDを非表示/違反報告)
妖姫ｰｱﾔｶｼﾋﾒｰ - 「違反」にした人、といてください！ (2013年1月11日 18時) (レス) id: b06aef17b4 (このIDを非表示/違反報告)
妖姫-ｱﾔｶｼﾋﾒ- - 友達にこの小説のこと話したら「読みたい！」って。でも、PCも3DSも持って無い人いて。自分のノートに書き写したいのですが、いいですか？1/12までにｺﾒ返無ければ、書きますね！ (2013年1月11日 18時) (レス) id: b69d7f8205 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瀬令瑠菜 | 作者ホームページ：http://ameblo.jp/runarunaterulove/
作成日時：2012年8月27日 16時
