非日常の日常 ページ2
少し涼しくなった朝、あたしはゆっくりと目を開け、隣に視線を移した。
「…おはよ、蘭丸。」
「おはよう。今日は早かったな＾＾」
同じベッドから起き上がった美人は居候の蘭丸。
けど、ただの居候ではなく、
「いただきまーす…」
「あ…!!////」
あたしの首筋を噛んで血を飲む蘭丸は、吸血鬼でしかも彼氏の居候。
普通の人からすれば信じられないかもしれないけど、色々事件に遭遇した後だとかなり日常的に感じているから不思議だ。
それに学校に着いてからも、まだまだ信じがたい事は沢山ある。
「A、おはよー＾＾」
「か、狩屋!!Aにべたべたするな!!」
「いいじゃん、霧野君は家でイチャイチャしてんでしょ？」
「ふ、二人共喧嘩は…(汗)」
「……二人共、うるせぇ。」
朝からくっついてくる狩屋と、煩そうに顔をしかめる剣城。
二人は少し前に滅茶苦茶な事件を起こしたけれど、未遂に終わったことや首長の優一さんのフォローもあって、今は吸血鬼の館に住んでいるらしい。
それと、おろおろしながら喧嘩を諌めているのは、あたしの遠い親戚に当たる吸血殺しの奏者こと神童。
一ヶ月前のあの事件から周りにどんどん仲間が増えて、非日常な日常がもどりつつあった。
このまま平穏が続きますように。
その願いが届いていない事なんて、全く考えていなかった。
「きゃーーっ!!!!」
その高い悲鳴を聞くまでは。
「廊下!!??」
あたし達は反射的に廊下に駆け出した。
辺りを見渡すと、死角になっている部分に女の子が震えながら座っていた。
「大丈夫!!??」
他のメンバーが声をかける訳にもいかず、唯一の女子であるあたしがそっと声をかけた。
見かけたことのない愛くるしい顔の女の子は目を潤ませながら、あたしに抱きついた。
「え、えっ？」
「……つき。」
急に抱きつかれて混乱したせいもあるのか、よく聞き取れない。
すると女の子は高い声を張り上げ、何故か蘭丸達を見ながら叫んだ。
「吸血鬼に、手、噛まれたんですぅっ!!!!」
え……？
吸血鬼に…!!??
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革ベルト
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瀬令瑠菜(プロフ) - なんのことですか？ (2013年5月5日 8時) (
レス) id: bd8e33d816 (このIDを非表示/違反報告)
瀬令瑠菜(プロフ) - 妖姫ｰｱﾔｶｼﾋﾒｰさん» そうです＾＾ (2013年1月12日 21時) (レス) id: 8c6c9b61f4 (このIDを非表示/違反報告)
瀬令瑠菜(プロフ) - 妖姫-ｱﾔｶｼﾋﾒ-さん» 読みたいといってくださるのは、とてもうれしいです＾＾ その人に見せるだけなら構いませんよ♪くれぐれも、転載などはしないようにお願いします。 (2013年1月11日 20時) (レス) id: 8c6c9b61f4 (このIDを非表示/違反報告)
妖姫ｰｱﾔｶｼﾋﾒｰ - 「違反」にした人、といてください！ (2013年1月11日 18時) (レス) id: b06aef17b4 (このIDを非表示/違反報告)
妖姫-ｱﾔｶｼﾋﾒ- - 友達にこの小説のこと話したら「読みたい！」って。でも、PCも3DSも持って無い人いて。自分のノートに書き写したいのですが、いいですか？1/12までにｺﾒ返無ければ、書きますね！ (2013年1月11日 18時) (レス) id: b69d7f8205 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瀬令瑠菜 | 作者ホームページ：http://ameblo.jp/runarunaterulove/
作成日時：2012年8月27日 16時
