幼女は審神者になりますⅥ［RE:］ (ページ2)

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49話ページ2

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コナンも共に驚いたが、灰原の様子見、という言葉を思い出しため息をついた。

コ「わかったよ。とりあえず今日は灰原の所へ行け。」

『い、いいの？』

哀「ダメだったら言わないわ。でも条件があるの。」

二人の視線はAのリュックに向けていた。

哀「そのリュック、貸して」

『！』

哀「ただ見るだけよ？何もしないわ」

ここにはこんのすけもいない

今剣達も刀の姿に戻っている。

『(自分で、判断しなきゃ……)』

見せるか見せないか。

ごくっと息を飲む。

江「………やっぱ『いいよ』

Aはリュックを下ろすと、灰原に渡した。

驚いた二人だが、リュックを受け取ると中を開けた。

灰原の目がだんだん見開いていく。

哀「これ……」

コ「なっ」

二人が見えたのは、そう

灰「……刀…」

『………』

疑うようにAを睨む。

三振りあることを確認するとAに向き直った。

江「…どこで手に入れた？」

『もともとあるの。』

灰「なんで刀なんて持っているの？」

『まもるため。』

ここまで来たらもう隠せない。

見た目は子供でも中身は自分よりもはるか上。

『……コナンくんと哀ちゃんをまもるために、ここにきたの。』

信濃、後藤、今剣、と霊力を乗せて三振りの名を呼ぶ。

季節は夏で周りは緑しかないはずなのに、突然周囲が一面薄紅色に染まる。

呆気を取られた二人の前に、現代ではあからさま異様な、だが整った容姿をする三人の姿が現れた。

信「お疲れ様、大将。一人でよく頑張ったね。」

今「さっそくごえいたいしょうをみつけるなんて、さすがあるじさまです！」

後「お前らも、あんま大将を困らせないでくれよな？」

こんな非現実なことは有り得るのだろうか。

さすがの灰原もこれには驚きを隠せなかった。

そんな二人にAは近付いた。

『その、しんじなくてもいいの。…でも、てきじゃないってことだけしってほしい。』

真っ直ぐなその目

信じ難いが後ろにいる三人から放つオーラは明らかに人間とは思えない。

先に折れたのはコナンの方だった。

江「ま、詳しくは家で聞かせてくれよな。」

ぱあっと顔を輝かせるA達に、コナン達は戸惑いながらも受け入れてくれた。

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