幼女は審神者になりますⅥ［RE:］ (ページ1)

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48話ページ1

＿＿貴女side

お昼すぎに来たのに、もう夕方になっちゃった。

歩美ちゃん達はもうそろそろ帰る時間になったらしい。

歩「Aさんのお家はどこ？」

元「同じ方向なら一緒に帰ろーぜ！」

彦「一人では危ないですので！」

『えっとね…………』

あ、しまった

こんちゃんに聞いてない…！！！

そうだ、こんちゃんが何か言いかけてた途中で歩美ちゃんが来ちゃったんだ。

元「どうかしたのかー？？」

『え、あ、い、いや』

どうしよ、どう答えたらいいんだろう。

コ「あー！そういえばAちゃんの家は俺の近くって話したよね！」

『………え、』

驚いていたら、コナンくんが合わせろ、と目で合図した…気がする。

私は三人に頷いた。

歩「そうなの？？じゃあ、反対かー」

元「そうなのか！それなら仕方ないな」

彦「ではまた遊びましょう！！」

三人はそう言って帰ってしまった。

残るは私とコナンくんと哀ちゃん。

哀「貴女、家は？？」

『！！あ、えっと……』

助けられても結局聞かれるのか。

ここで一旦お別れしたら、こんちゃん呼べたのに。

哀「……じゃあ質問を変えるわ。どこから来たの？」

『………』

未来から来た、なんて言えるわけもない。

私は気まずくて目を逸らした。

江「……もしかしてお前、家ないのか？」

コナンくんの唐突な一言に反応しちゃった。

家は無くはない。本丸が家なんだもん。

でも、確かにこの時代じゃ家なき子だから、なんとも微妙な気持ちだ。

哀「それなら今日はどうするつもりだったの？」

『……た、たぶん……やど…』

そう言うと二人は驚いた顔をした。

江「お前、子供一人が宿に泊まれると思ってるのか？せめて保護者がいないと難しいぞ？」

『え、』

初耳

だって、前の時は泊まれたのに(こんのすけが色々とやってくれたおかげなのを知らない)

『ど、どうしよ…』

宿に泊まれなかったら泊まる場所ない

…………野宿？←

でも三振りとなら野宿でも…いや、それは今剣たちが大変だし

あーだこーだと考えていると、哀ちゃんから救いの一言をかけられた。

灰「はぁ…今日は家に来なさい。」

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