11話 ページ8
＿＿貴女side
今日、棗兄さんと涼兄さんが来てくれた。
でもどこか難しい顔をしていた。
棗「Aちゃん、少し大事な話があります。」
大事な話？
『なあに？』
涼「実は……ちょっと待ってな。誰かそこにいらっしゃるんですか？」
涼お兄ちゃんが上を向いて話しかけると、天井から信濃が降りてきた
信「バレちゃったか」
棗「信濃様…」
信「あ、盗み聞きしてた訳じゃないよ？かくれんぼしてたら聞こえてただけだから。それで、大事な話って何？」
完全に聞く体勢になってしまった信濃に、お兄ちゃん達は苦笑いをしていた。
棗「お話なんですが、実はAちゃんの母がAちゃんに会いたいと言っていまして」
………え、
『お、おかあさんが……？』
棗「はい。昨日電話が来ていました。」
もう一年も会っていない
どうすればいいか分からなかった。
棗「…勿論会うかどうか決めるのはAちゃんです。」
『！』
棗「強制はしません。なので、Aちゃんがやりたいようにやってください。」
棗お兄ちゃん達はいつもそうだった
私がやりたいかどうかを聞いてくれる
いつも私の意見を優先してくれる
それがどれだけ私を支えてくれているのか
『…あ……あいたい…です…』
もう少し悩みたかったが、口が勝手に答えてしまった。
3人とも驚いたように私を見た。
不安で俯いてしまったけど、再び顔を上げると3人とも優しく微笑んでくれた。
棗「では会える日にちを調整しますね。」
涼「また迎えるくるからな。他の皆には俺たちから話しておく。」
信「俺、皆のこと集めてくるよ！」
信濃はすぐに部屋を出ていった。
…皆、許してくれるかな。
また不安が押し寄せてくると、頭の上に温もりが伝わった。
棗「大丈夫ですよ。僕たちを信じてください。」
温もりの正体は棗お兄ちゃんの大きな手だった。
『…うんっ』
やっぱり落ち着くなぁ…。
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 213人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「刀剣乱舞」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
めい(プロフ) - 鈴桜さん» はい！付け加えたんです！リメイク前と内容違うところも多少出てきます！笑 (2021年2月15日 18時) (
レス) id: bc1517f0d8 (このIDを非表示/違反報告)
鈴桜(プロフ) - ﾊﾞｼﾊﾞｼ･･乱を治すために無茶しないでよ！！リメイクする前になかった団子話しや鶴丸さんのサボりはなかったよね？ (2021年2月15日 17時) (レス) id: 02b3e189b5 (このIDを非表示/違反報告)
鈴桜(プロフ) - めいさん» めいさん！！合作作品で話したい事があるからきてくれない？ (2021年2月14日 20時) (レス) id: 02b3e189b5 (このIDを非表示/違反報告)
めい(プロフ) - いろえんぴつさん» 読んでいたたぎありがとうございます！笑笑笑 続きも頑張ります(￣^￣)ゞ (2021年2月13日 23時) (レス) id: bc1517f0d8 (このIDを非表示/違反報告)
めい(プロフ) - 鈴桜さん» ああ！ありがとうございます！気づかなかったですっ！！（土下座） (2021年2月13日 23時) (レス) id: bc1517f0d8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
