16話 ページ13
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凛「ふぅ……よし」
審神者部屋前についた凛は控えめにコンコンとノックをした。
ふと下を見ると、置いてあったはずのお膳が消えていた。
安心した凛は返事が無いことを承知した上で声をかけた。
凛「Aちゃん、こんにちは。」
数秒して、また口を開く。
凛「ついさっき来たばかりなんだけど、よかったら少しお喋りしよう。」
凛はそのまま襖に寄りかかるように腰を下ろした。
その襖越しに、Aも同じように寄りかかっていると知らずに。
凛「そういえばね、駅前に有名なクレープ屋さんが出来たんだ。ほら、この前買ってきたおやつなんだけど。Aちゃんが美味しいって言ったから、そのお店のやつ買ってきたんだ。」
返事がなくても楽しそうに喋り出す。
凛「あとで燭台切さん達に渡すから、食べたくなったら食べてみてね！あ、あとね」
正直何を話そうかなんて彼女の頭にはなかった。
ただポンポン出てくる話題を次々と口に出す。
だが時間が過ぎていくにつれ、ネタもどんどん尽きていく。
30分過ぎた頃にはほぼ沈黙に近かった。
凛「…Aちゃんはどう？何か話したいこととかある？」
きっと沈黙だけが続くのだろう
今の自分に出来ることは彼女にこうして寄り添うこと
そう思い、凛は暫くの間話すのを止めた。
『おかあさんの…ゆめみたの』
すぐ真後ろから小さな声が聞こえた。
凛は少し驚いて振り向いた。
『おかあさんがね、ごめんなさいっていってたの。Aをひとりにしてごめんねって…ひどいことしてごめんねって……』
まさか返ってくると思わなかった。しかも自分の真後ろにいたなんて。
凛は声が出そうになったのを抑え、また静かに襖に寄りかかってその小さな声に耳を傾けた。
『…それでね、おかあさんもおとうさんもいなくてさびしいかもしれないけど、みんながいるからひとりじゃないよって』
凛「…うん」
ここでAは話すのを止めた
代わりに聞こえてきたのは小さな啜り声
この一週間、どんな気持ちで過ごしてきたんだろう、考えただけで胸が痛い。
静かに寄り添う
今の自分に出来ることはきっと、これしかない。
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めい(プロフ) - 鈴桜さん» はい！付け加えたんです！リメイク前と内容違うところも多少出てきます！笑 (2021年2月15日 18時) (
レス) id: bc1517f0d8 (このIDを非表示/違反報告)
鈴桜(プロフ) - ﾊﾞｼﾊﾞｼ･･乱を治すために無茶しないでよ！！リメイクする前になかった団子話しや鶴丸さんのサボりはなかったよね？ (2021年2月15日 17時) (レス) id: 02b3e189b5 (このIDを非表示/違反報告)
鈴桜(プロフ) - めいさん» めいさん！！合作作品で話したい事があるからきてくれない？ (2021年2月14日 20時) (レス) id: 02b3e189b5 (このIDを非表示/違反報告)
めい(プロフ) - いろえんぴつさん» 読んでいたたぎありがとうございます！笑笑笑 続きも頑張ります(￣^￣)ゞ (2021年2月13日 23時) (レス) id: bc1517f0d8 (このIDを非表示/違反報告)
めい(プロフ) - 鈴桜さん» ああ！ありがとうございます！気づかなかったですっ！！（土下座） (2021年2月13日 23時) (レス) id: bc1517f0d8 (このIDを非表示/違反報告)
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