14話 ページ11
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鶴「今日も来てくれたのか」
凛「はい。…あの、Aちゃんは…」
凛の言葉に鶴丸は首を横に振った。
やっぱりまだだめか、と気を落とす。
鶴「一週間も部屋から出てないと流石に心配だがな。」
凛「きっとまだ整理がついてないと思うんです。もう少し待ちましょう…？」
鶴「…ああ、そうだな。」
あの日、母に会った日から3週間
予定よりも早く病気が進行してしまい、母はそのまま息を途絶えた。
知らせを受けたAはあれから一週間、部屋に引きこもったままである。
刀剣達が呼びかけても、活劇審神者達や凛、棗達が来ても反応することはなかった。
歌「やあ、今日も来てくれたのかい？」
凛「あ、歌仙さん…！こんにちは。」
歌仙の手には小さなお膳が運ばれてあった。
凛「Aちゃん、ちゃんと食べられてますか？」
歌「半分はいつも食べてくれてるよ。彼女の生存確認はもうこれしか方法がなくてね。」
半分も食べてくれれば上等
歌仙はお膳を部屋の前に置いておいた。
歌「主、ご飯持ってきたよ。ゆっくりお食べ。」
勿論返事が返ってくるわけもない。
分かっているはずだけどやはり寂しい。
きっとここにいれば彼女も出れないだろうと思い、三人は違う場所に移った。
凛「……静かですね。」
鶴「今日だけじゃないさ。」
歌「さすがの君も驚きを求めに行かないだろう。」
鶴「はは、生憎気分じゃなくてな。」
本当に驚くほど静かだった。
少なくともこの一ヶ月で、この本丸がどれだけ賑やかなのかを凛はよく知っている。
いつもどこからか笑い声が聞こえ、誰かが叱られる声も聞こえ、楽しそうな雰囲気が常に伝わってきていた。
歌「…僕達も含めて皆、主が大事だからね。」
ふと歌仙が足を止める。
それにつられ、凛達も立ち止まった。
歌「大事に思い合うと、自然と相手の気持ちまで伝わってくるんだ。」
ふと横を向くと、薄紅色の花びらがひらりとあった。
庭に何本もの桜の木が満開になっている。風に吹かれ、美しく舞い落ちる。
歌「…今日も、悲しそうに咲いているね。」
花弁を一枚手に取り、悲しげな目でそう呟いた。
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めい(プロフ) - 鈴桜さん» はい！付け加えたんです！リメイク前と内容違うところも多少出てきます！笑 (2021年2月15日 18時) (
レス) id: bc1517f0d8 (このIDを非表示/違反報告)
鈴桜(プロフ) - ﾊﾞｼﾊﾞｼ･･乱を治すために無茶しないでよ！！リメイクする前になかった団子話しや鶴丸さんのサボりはなかったよね？ (2021年2月15日 17時) (レス) id: 02b3e189b5 (このIDを非表示/違反報告)
鈴桜(プロフ) - めいさん» めいさん！！合作作品で話したい事があるからきてくれない？ (2021年2月14日 20時) (レス) id: 02b3e189b5 (このIDを非表示/違反報告)
めい(プロフ) - いろえんぴつさん» 読んでいたたぎありがとうございます！笑笑笑 続きも頑張ります(￣^￣)ゞ (2021年2月13日 23時) (レス) id: bc1517f0d8 (このIDを非表示/違反報告)
めい(プロフ) - 鈴桜さん» ああ！ありがとうございます！気づかなかったですっ！！（土下座） (2021年2月13日 23時) (レス) id: bc1517f0d8 (このIDを非表示/違反報告)
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