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気がついた時には、足には鎖が繋がれてて、一定の距離しか歩かれへんようになってた。
体の節々は痛むし、目が腫れてるんかあんまり開けられへん。
やっぱり、あの時、流星の言葉に、助けを求めていたら…と後悔する。
ただでさえ見えにくい目が涙で滲んで、さらに見えなくなって、なんで父さんに反抗しちゃったんやろって後悔して。
はぁ、…後悔ばっかや。
なんなんやろ。
みんなに心配させて、親切断って、ここにきてやっぱり助けて欲しいなんて思って。
緑｢ほんま、自分勝手すぎやんな…｣
小さく、小さく呟いた。
ガチャ
緑｢！｣
健｢…すいません、あの、｣
健人やった。
もう、あの扉を開ける音さえ、怖い。ボロボロやのに、もう、これ以上あんなことされたら、、
緑｢…なに？｣
健｢あれからずっと、気になってて、父さんの部屋から、運び出されるあなたを見て、後をついてきてしまって……勝手にすみません。｣
緑｢…気すんだ？野次馬精神はたいしたもんやな。｣
心に余裕がなくて今まで敬語を気をつけてたのに、つけられへん。
そんな僕のイラついた言葉にも動じることなく健人は言い返してくる。
健｢そういうことじゃないんです…！あなたが、傷ついているから、どうしたのかと。｣
緑｢見てわからん？…大丈夫じゃ…｣
ハッと気づく。
…そうや、健人はなんも悪くないんや。
僕が、悪いことしたから、自業自得やから、
緑｢大丈夫やから。…もうほっといて。｣
健｢怪我、してるじゃないですか。｣
緑｢いいねん。…もう、ほんまにお前うざい。｣
健｢っ、｣
僕のその言葉に酷く傷ついた顔をする健人。
心の中で何回も謝りながらも、もう関わって欲しくなくて冷たく言い放つ。
緑｢わかったら、出ていって。｣
素っ気ない言葉を健人に言って、ベットに潜り込つむ。
まだ出ていく気配のない健人にバレないように枕に涙を滲ませた。
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kt.(プロフ) - かすみんさん» ありがとうございます(*´∀｀)もう少し続きますので、良かったら見てください！ (2017年5月29日 23時) (
レス) id: bde8abe515 (このIDを非表示/違反報告)
かすみん(プロフ) - このお話大好きです！読みやすいしすごくきゅんきゅんします！これからも更新頑張ってください！ (2017年5月28日 3時) (レス) id: 17c27466bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kt. | 作成日時：2017年5月7日 16時
