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コンコン



緑「失礼、します。…あの、用事って?」

父「お前、もうあの高校いくな。」


____え?



突然のことに頭が真っ白になる。



緑「どういう、ことですか…?」

父「そのままの意味や。向こう行ってお前楽しんでるらしいなぁ。…俺はお前にそんな楽しさ与えんのどうかと思うねん。」

緑「そんな、」


__お前を高校にし行かせるのは失敗やった。


なんて呆れた顔をして父さんが言う。



父「それにお前、さっき健人と話しとったらしいな。俺は許可した覚えないんやけど。」

緑「そ、それは…」

父「あー。言い訳はいらんからな。」




僕と話しているのに僕を見ない父。
視界にすら入れたくないっていう意思表示やろうか。


そんな父に急に怒りが沸いてくる。


…なんで、今まで放ってたくせに、そんなん決められなあかんの?
僕、この家に帰るって決めて、夏休みだけやからって、流星とも喧嘩したまんまやのに!



緑「…なんで、そんなんあなたに決められなあかんのですか?」

父「なんやて?」



僕が反抗すると思わんかったのか、父の顔が真っ赤に染まっていく。
でも、そんなことは気にせえへん。
僕は、中学生の時の僕とちゃうんや。




緑「何回でも言います。僕、絶対に高校行きます。

…では、っ!」



失礼します。

そう言うつもりやった。

いう前に飛んできたのは平手。



父「お前っ、誰に向かって、!」




静かな部屋にその音だけがやけに大きく響く。
思い切り叩いてくるもんやから、めっちゃ痛い。
床に倒されて馬乗りになられて、なお叩かれる。




痛い、痛い、痛い、





父「ふざけんなっ!このっ!」




もう、いろんな所を蹴られて、殴られて、意識がぼやけてくる。抵抗したい。




でも、せんかった。





……もう、抵抗するだけの力が僕になかったから。






父「お前は、もう、部屋から出さへんからな。この、親不孝が!」





結局父さんは何も変わってなかった。
それどころか酷くなって、、





…いや、もう考えんのしんどいなぁ。





痛いという気持ちだけが、僕の頭を支配した。


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kt.(プロフ) - かすみんさん» ありがとうございます(*´∀`)もう少し続きますので、良かったら見てください! (2017年5月29日 23時) (レス) id: bde8abe515 (このIDを非表示/違反報告)
かすみん(プロフ) - このお話大好きです!読みやすいしすごくきゅんきゅんします!これからも更新頑張ってください! (2017年5月28日 3時) (レス) id: 17c27466bb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:kt. | 作成日時:2017年5月7日 16時

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