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side 緑
.
はぁ、
緑｢そら、こんなやつとなんか遊びたくないよなぁ。｣
部屋で一人になった瞬間飛び出す弱音。
あの場はなんとか笑顔を繕って終わらすことが出来た。みんな、不満そうやったけど、無理矢理終わらせて帰ってきてしまった。
ほんまは助けて欲しい。でも、母さんが僕のせいで逮捕されるなんて、考えたくない。
…これ以上、母さんに嫌われたくない。
自分本位すぎる理由。
こんな自分勝手な僕にきっと流星は呆れたんやろうなぁ。
夏休みの、
たった１ヶ月だけ。
それだけ我慢したらまたみんなと会える。
どんだけ、酷いこと言われても耐えられる。
いや、もしかしたら母さんと父さんは僕に謝るために、呼んだのかもしれない。そうだったら、いいのに。
緑｢でも、ちょっと、寂しいなぁ。｣
流星に会えへんなんて。
喧嘩別れしてもうたから夏休みの間、遊んでくれへんよなぁ。
悲しい。
寂しい。
嫌わんとってほしい。
……全部自分のせいやのに。
緑｢って、なんで僕流星のことばっかり…！
あっつい！｣
部屋でひとりツッコミをして、顔を手で仰ぐ。
最近流星の事考えたら、顔熱くなんねん！
変な汗かくし、心臓がな、こう…ギュッっていうか、キューンていうか？
僕、変になってしもたんかなぁ？
緑｢でも、とりあえず謝らないとなぁ。｣
明日は、家に帰る日。
いや、帰る日じゃない。ここが僕の家やから。
少し重い腕を気だるげに動かして、僕は荷物を詰め始めた。
この時、僕はあの家をなめてた。
夏休みから、帰ってこれないことを今の僕はまだ知らない。
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kt.(プロフ) - かすみんさん» ありがとうございます(*´∀｀)もう少し続きますので、良かったら見てください！ (2017年5月29日 23時) (
レス) id: bde8abe515 (このIDを非表示/違反報告)
かすみん(プロフ) - このお話大好きです！読みやすいしすごくきゅんきゅんします！これからも更新頑張ってください！ (2017年5月28日 3時) (レス) id: 17c27466bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kt. | 作成日時：2017年5月7日 16時
