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紫｢_____で俺らが見はっときますんで高校くらい行かせてやってくださいー。言うたんや！｣
橙｢やっぱり、親族が中卒って恥ずかしくないっすか？言うてな！で、俺らはコネ使うてここの高校の教師になりましたっ！｣
いやー、あん時の俺らは名演技やったな！
って二人して肩組んで笑ってる。
さっきまでシリアスな雰囲気やったのにこのニ人が来て、いつのまにか明るい雰囲気になっている。
黄｢まぁ、この作戦で上手くいったとしても神山の家族は崩壊や。お店もあかんなるやろな。｣
緑｢あの、母さんは？｣
黄 ｢捕まるやろなぁ…。｣
緑｢……他の案、ないんですか？｣
また、お母さんのこと気にしてる。
青｢なんであんなお母さんのこと気にすんの？｣
赤｢おい、流星！｣
思っただけのつもりやったのに、声にでてたらしい。
青｢でも、ほんまのことやし…。なんで俺が悪いみたいなん。｣
口を尖らせてそう言った俺に神ちゃんは困ったように笑う。
緑｢でもなぁ、小さい時の母さんが忘れられんねん。もしかして、って思っちゃうねんなぁ｣
青｢そんなん。あるわけ、｣
緑｢うん。あるわけないのになぁ。でも、忘れられへんねん。…あの時の母さん笑顔が。｣
…
ちょっとの沈黙。
たぶん１分もなかった。でも、俺にはそれが20分、いや、それ以上に長く思えた。
思い空気の中、やっと口を開いた神ちゃんから出た言葉は
緑｢……先生、僕やっぱり、帰るわ。｣
しげと手を繋いていたはずの神ちゃんの手はいつの間にか離されていて、苦しそうなその笑顔に心の奥がギュッと掴まれた。
黄｢…ほんまにええんか？｣
緑｢…うん。勝手なこと言ってごめんなさい。
みんなも、協力してくれたのに、ごめん。｣
…そんな悲しそうな顔で言われたら責められへんやん。でも、
青｢…そんなん、｣
赤｢わかった。神ちゃんが決めたことやったら文句は言わん。だから、絶対遊ぼな！｣
ほんまは一番神ちゃんを助けてたくてたまらないしげが一番最初に頷く。
どんだけかっこいいねん。お前。
そんなん、俺、頷かなあかんやん。
しげが我慢してんねんから、俺も我慢せな、なぁ。
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kt.(プロフ) - かすみんさん» ありがとうございます(*´∀｀)もう少し続きますので、良かったら見てください！ (2017年5月29日 23時) (
レス) id: bde8abe515 (このIDを非表示/違反報告)
かすみん(プロフ) - このお話大好きです！読みやすいしすごくきゅんきゅんします！これからも更新頑張ってください！ (2017年5月28日 3時) (レス) id: 17c27466bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kt. | 作成日時：2017年5月7日 16時
