15. ページ15
side青
.
青「神ちゃん熱下がってるけど学校行く?」
緑「…行く。」
青「そっか。ほんならがんばれ!」
どこか覚悟を決めた顔をしている神ちゃん。
結局昨日のことは話してくれへんかったけどいつか話してくれるやろ。
やって俺らは友達なんやから!
緑「流星、ほんまにありがとうな!あと、昨日のこともしげと話したら、絶対言うから。」
ほら、言ってくれるって。
青「おん。さ、行こかぁー!」
なるべく元気よく声を出して、玄関を開けた。
_____________
学校
side緑
いつもの教室のドアやのにちょっと緊張してる。そんな僕に気づいたんか流星が軽くポンって背中を押してくれて、ちょっと安心した。
よし。
いくぞ!
ガララ、
しげの席を見ると、
いつものように、しげはその席にいた。
でも、一個違ったのは、僕の方を見てくれへんかったってこと。
隣に座っても、目が合わない。
いっつもやったら「おはよう!」って声かけてくれんのに。
…やっぱり嫌われてしもたんかな?
僕のこと、やっぱり嫌いやったんかな。
一瞬、鬱々とした気持ちが頭を横切る。
たがそれをブンブンと振り払う。
いやいや、こんなことでめげてちゃあかん。
僕はしげに謝るんや。
怒ってたら、もう一回良ければ友達になってって言うんや!
すぅ、息を吸い込む。
緑「あ、の、しげ。おはよぉ!」
赤「…おっ!淳太!おはようさん!」
しげは僕のことが見えてないように振る舞う。
緑「あの、昨日のことで、話したいことあってな、」
赤「今日も調子ええなぁ!その唇!」
黄「うっさいわ!」
無視、かぁ…
…あかんあかん!
僕が泣きそうになってどうすんねん。
もう一回、もう一回呼ぶんや!今度はもっと大きい声で!
緑「大毅!!!」
赤「…へっ?」
いつも出さない大声に肩が上がる。
どんだけ運動不足なんや、僕。
周囲の視線が突き刺さる。淳太くんも目をめっちゃ開けてこっちを見てくる。でも、全然気にならへん。
緑「ちょっと、こっちきて!」
しげの手を引っ張って立ち上がる僕をしげはやんわり拒んでくる。
赤「え、ちょお!神ちゃんそんな大声出さんでも、ほら、みんな見てるし」
緑「そんなん関係ない!きて!」
強引にしげを引っ張って走って教室を出た。
「どこいくねん!」って淳太くんの声が聞こえたけど、ごめんな。淳太くん!今は答えられへん!!
向かう先は…屋上や。
266人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズWEST」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
kt.(プロフ) - かすみんさん» ありがとうございます(*´∀`)もう少し続きますので、良かったら見てください! (2017年5月29日 23時) (レス) id: bde8abe515 (このIDを非表示/違反報告)
かすみん(プロフ) - このお話大好きです!読みやすいしすごくきゅんきゅんします!これからも更新頑張ってください! (2017年5月28日 3時) (レス) id: 17c27466bb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:kt. | 作成日時:2017年5月7日 16時