時代を創る (ページ9)

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「申し訳ないけど、ぶっちゃけAは最近特に逞しすぎて妹感は…正直ない。」

うんうん、と頷くメンバー達。

「うそ！？私、妹感ないの！？まだ16歳なんだけども！」

ねぇ、春香ちゃん！と助けを求めると、うーん…と困った表情をする春香ちゃん

「でも、そんなAも可愛いし私は好きかな。」

「春香ちゃんがそう言ってくれるなら、もういいや…。」

「Aそんな落ち込まないでよ！かっこよかったよ！！」

春香ちゃんがなだめてくれた雰囲気に、聡ちゃんが火に油を注いでメンバーから叩かれていた。

それにしても聡くんも大活躍でしたね、とディレクターさんが褒める。嬉しい、ありがとうございます、と言う聡ちゃん。

そうなのだ。聡ちゃんはクライミングで本当に大活躍だった。最初から最後まで笑いどころは全部持っていっていたし、確実にあの回のエースだった。

「じゃあ、前回はそこの同い年コンビがエースってことか。」

負けてられないよなぁ、と言う健人くん。するとマリウスが

「かっこいいAちゃんと、かわいい聡ちゃんだったね！」

だからぁ！！とメンバーに総ツッコミされ、私に睨まれたマリウスは、え〜みんなひどい〜、と泣き真似をしていた。

懲りないマリウスは、今日はゴーカートらしいからまたAちゃんかっこいいところ見せてね！とニコニコ言われ、うん、なんか、もういいや、となった私が今回のセクチャンでも運動神経をフルに発揮して無双するのはまた別のお話し。

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