時代を創る (ページ8)

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SexyZone CHANNEL #2 ページ8

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「おはようございます」

ディレクターさんがカメラをもって楽屋に入って来た。
収録のオープニングはこれが毎回の決まりらしい。「ちょっと、ダンスの練習してたんだけど」と怒った様子を見せる健人くん。

春香ちゃんと並んで髪のセットをしていた私も、慌てて立ち上がり、みんなの列に並んだ。
するとディレクターさんが

「あれ、女子メンバーはまだ準備終わってなかったですか？」

「うちのお嬢達はまだヘアのセットが終わってないからね、可愛い姿を撮ってほしいんだよ、うちとしては！」

「いや、ヘアセット終わってなくても私ら可愛いんですけど。」

風磨くんのなんとなく失礼な一言を、春香ちゃんが片付けていく。そういえば、とディレクターさんが続ける。

「前回の放送、Aちゃん漢気があってかっこいいって、とても好評でしたね。」

「え、本当ですか。ありがとうございます。」

「最初の飛び降りたのもですけど、最後の野外クライミングで登りきったのも刺さったみたいですよ。」

そうなのだ、前回のクライミングで必死にやりすぎて、高所から飛び降りるトンデモ技を繰り出しただけではなく、
メンバーでは健人くんしかクリアできなかった実際の岩肌でのクライミングも登りきってしまったのだ。俺も見た見た、と健人くんも入ってくる

「SNSとかですごく話題になってたよね。だってメンバーで俺とAしか登れてないわけだからさ。本当、根性がすごいよA。」

「あ、ありがとう。でもなんか、私の意図とは違うな…」

「え、意図ってどんな意図があったの？」

勝利が聞いてくる。

「やっぱりうちの年下組にいるし、妹ポジ的なのをねらってるよ？」

顔を見合わせるメンバー達。え？え…？なに？？

「え？私なんか変なこと言った？？」

いや、だって…、と口を開いたのは風磨くんだった。

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