時代を創る (ページ35)

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「なんか全然打てなかったんだよね、空振りばっかりで。」

「ちょっとボールの跳ね方が独特だもんね。」

「いや、あれはラケットを使う系スポーツが苦手な可能性がある。」

フォローしてくれる勝利に、ニヤっと煽ってくる風磨くん。確かにラケットとか使うスポーツやったことないな、と呟く私に、子どもの頃バトミントンとかやらなかった？と春香ちゃん。

「ないかも？」

「じゃあ何して遊んでたの？」

そう聞く聡ちゃんに、ドッジボールとか缶蹴りとか…？と言う私。男の子みたいだね、と言う勝利に風磨くんが、勝利それ地雷、とニヤニヤする。地雷っていうからそう聞こえるじゃん！

「別に地雷じゃないし！元気に遊んでただけだよ！」

「でも外遊びの方がAに似合ってるよね。」

そう微笑んでくる春香ちゃん。フォローしてくれてありがとう。

マリウスは家でお手伝いさんとかとひたすら遊んでそうだよな、と言う健人くんに、え！健人くんなんでわかったの！と驚くマリウス。うん、私もそうとしか想像できなかったよ。

健人くんはひたすらはしゃいで遊んでそうだし、風磨くんは弟妹とお兄ちゃんやりながら遊んでそうだな。春香ちゃんはお友達とお家で遊んでそうだし、聡ちゃんは男の子達の中でアワアワしながらも楽しく遊んでそう。と考えながらふふっと笑ったら、勝利にどうしたの？と聞かれた。みんなはどんな遊びしてたのかなって考えてた、と言うと、俺は？と聞かれる。

「お母さんとお家遊び！」

「えー？俺そんなに箱入りなイメージ？」

そう不満気な勝利にヘヘッと笑って誤魔化すと、えー？と勝利は唇を尖らせていた。

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