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「ミンソガー」


XM「ん?」




音楽を聞いていたミンソガの左耳のイヤホンを奪って右耳に装着する。流れていたのは何やらデモらしき音源だった。

左肩に熟睡するジョンインの頭の重みを感じながらも、ミンソガに向き直った。





「お前さ、暇な日ある?」


XM「え?」


「一度二人で飲もうよ」


XM「…だよね、そういう時間も必要だよね」




KI「ん… ヌナ、体動かさないで…寝れない」


「ごめんねニニタン!!!!///」


KI「…うるさい…」


「ごめん愛してる」(小声)


XM「ははっ!(笑)」




お前ほんと面白いなぁー、とか言いながら窓の外を眺めて楽しそうに笑うミンソガ。

私はそんなあんたの笑顔がすっごい好きだ。
とは言ってあげたことないけど
ミンソガの笑顔って凄くほっとする。


ミンソガは私がデビューしてからSMに入ってきたけれど、その当時、まだまだ同い年の同僚は少なくて。
なおかつ全員色眼鏡ばっかで私を見てくる、ゴリゴリのライバル意識丸出し野郎だったから…

初めてミンソガと会って、話して


あ、こいつって

ただ目立ちたいとか、ひたすら自分だけ輝きたいとか、そういうのじゃなくて


アイドルが好きなだけなんだな、って。

こいつがもしもデビューする日が来たのなら、心の底からアイドルであることに誇りを持って活動するんだろうなって。


そんな単純なやつ、いなかったから
びっくりしたし、嬉しかったんだ


韓国に来てからの私は長らく孤独だったけど
ミンソガはいつでも私の話をよく聞いてくれた。

だから私もミンソガにはよくしてやりたいと思った、絶対ミンソガの力になりたいと思った。
大切な友達だって いつからか思うようになった。


EXOのデビューが決まったときだって、正直泣きそうになったんだ

自分のことのように嬉しかった
そんなこと初めてだった

本当だよ


すっごく大切な人だ、だからこそ。




ミンソガは察したような表情で微笑む。
なんか、少しだけ切ない。







XM「A」


「ん?」


XM「俺が軍隊行ったらさ、こいつらのことよろしくね」


「…寂しいこと言うなよ」


XM「ふふっ(笑) ……あ、昼メシ何食べたい?」


「んー、どうしよっかな」





こんな風に、肩並べて笑ってくれるのも
もしかしたらあと半年くらい、だったりするのかな。


わざと話題を逸らしたミンソガの優しさに、逆に泣きそうになった。




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ミーミ参上→←・



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shimasano0507(プロフ) - 是非リメイク前の作品もみたいです! (2021年3月10日 0時) (レス) id: e68347c50e (このIDを非表示/違反報告)
舞桜(プロフ) - おかえりなさいー気付くのが遅れてショック。また全力で読ませていただきます! (2021年2月5日 14時) (レス) id: c1ba84da81 (このIDを非表示/違反報告)
とあ(プロフ) - みんははさん» みんははさんご無沙汰してます〜(TT) ありがとうございます( ; ; ) (2021年1月29日 17時) (レス) id: c38a85a6a7 (このIDを非表示/違反報告)
みんはは(プロフ) - とあさんおかえりなさいませ!(何さま)また楽しく読ませていただきますね(^^) (2021年1月27日 7時) (レス) id: bf5897c69c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:とあ | 作成日時:2021年1月26日 21時

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