say goodbye２ (ページ6)

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__Tegoshi side. ページ6

クリスマスパーティが本当に楽しみで、
早く来ればいいと思った。
NEWSでクリスマスパーティなんてここ近年はしてないし。
大好きなメンバーとイブを過ごせることが本当に嬉しくて、
皆に気が早いと言われてもなんと言われても自慢したかった。

「プレゼントは、早めに買ったほうがいいよね」

独り言を呟いて、雑貨屋に向かった。
気が早いのは俺だけじゃないみたいで、雑貨屋ももうクリスマス仕様になっていた。
できれば、皆でおそろいのものとかかな？
それか、四人でひとつのものとか？
みんな的にはどっちか嬉しいんだろう。

「んんん…クリスマスプレゼントだから皆に聞くのもなぁ」

俺は基本誕生日とかのプレゼントは本人に聞く派だからそういうのはさっと決めれるんだけど…
今回はクリスマス。
どうしよう。

「なにかお困りですか？」

「あ、まぁ…そうですね」

悩んでたらいきなり声をかけられて驚いた。
意外と人見知りな俺にとっては思わぬ事件。
追い払うにも追い払えないから、そのまま色々聞くことにした。
時間掛かりそうだけど。

「プレゼントですか？」

「あ、はい…」

「どんなものをお探しでしょう？」

「えっと、四人くらいでお揃いのものとか…ですかね」

「あ、なるほど。わかりました。」

店員さんに連れてこられたのは、一角のアクセサリーコーナー。
雑貨屋と思ったら違うみたいで、そういう店ともリンクしているらしい。

「あ…ペアリングですか。」

「はい。四人用もあるんです。珍しいでしょう？」

店員さんはかわいらしく肩を竦めてふふっと笑った。
うん、確かに珍しい。
四人用のペアリングなんて、もはやペアじゃないんじゃないか、
という考えが浮かんだけど、俺はすぐにやめた。

「じゃあ、これください。」

「あ、ありがとうございます！」

俺の心はその指輪のみに惹かれ、即決した。
いい買い物をしたと、満足げに店を出る。
店員さんはお辞儀をしていた。

「やっぱり自分で決めるよりお店の人に聞いた方が早いな…」

人見知りいつか克服しようかな、なんて、
改めて思った。