三夜くらい明けて。 ページ7
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衝撃発表から三夜ほど。
その間何をしていたかというと、メンバー達と話したり、契約の話をしたり。
皆やっぱり混乱してて、後輩たちは泣いてる子とかもいた。急すぎてよくわからないよね。私もだ。
でもやっぱり皆は日向坂46で、優しくて、あったかくて、ハッピーオーラの塊だから、楽屋を出て帰るときには笑顔でいってらっしゃい！って言ってくれた。
いつでも待っててくれる皆がいるだけで、ちょっとくらい大変なことでも頑張れるなぁ。しばしの別れだから大丈夫だ！笑
『さんっっっむ…』
まあ、変な回想してる場合じゃなくて。
今日はその…SixTONESの皆さんと、顔合わせの日である。
契約がトントン拍子に進みすぎてて、なんか忘れられてる感あったけど、大分重要だよねこれ…。
同じアイドルっていう職種で、何度も共演してるとはいえ、全っっ然仲良くはないんだよなぁ。年だって３つか４つくらいは離れてるし。
突然加入のメンバーもどき、しかも坂道アイドルって、受け入れてもらえる気がしない。
スマホを片手にマンションの廊下に出ると、１月の風が冷たくて、鼻の頭がジンっとする。
アイドルだし、週刊誌みたいなののこと考えて外から見えない廊下のあるとことか引っ越した方がいいかな、なんてことを考えながらエレベーターホールに行き、エレベーターに乗り込む。
チーンッて音がして、扉が開いたので外にで…るところだったんだけど、どうやらここは４階だったようで、乗り込んできた人にぶつかってしまった。
『っ、ごめんなさい』
「いや、こちらこそすみません」
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作者名：かふ。 | 作成日時：2022年5月14日 22時
