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You side
『ママ...咳込んだら血が...』
書斎に来てもママはいない
もうすぐ戻ってくるだろうし
大人しく中で待つことにしたが
ふと机の上の書類に目がいく
「No.22194 No.88194」
ノーマンと私の番号...
気になって無意識に手がその書類に伸びる
『No.22194
No.88194 鬼の血液___』
ママ「何をしているの？」
『っ...いや ちょっと血が...』
すぐに薬をくれるママは
秘密を知る前の優しいママと同じだった
『私は...なんで特上なの』
ママ「特上は ただのフルスコアとは違うの
頭も冴える 運動神経も桁違い
その分 脳が誰よりも美味しいのよ」
『私の血液って...』
ママ「知らない方がいいと思うけど...」
知らない方がいい...
そんなこと言われたら余計に知りたくなる
ママ「自分のお腹 もう一度見てみなさい」
その言葉に従うように
私はシャツをめくると傷一つない
背中も見るが、やはり無傷
ママ「あなたの体は再生が早い
今までどんなに大きな怪我でもすぐ治ったでしょう？
まだ詳しい事までは判らないけど
その力は
『鬼と...一緒...？』
ママ「生まれてすぐの時、血が足りてなくてね
その時に唯一 輸血できた血が鬼の血...
だからあなたの中で巡っているのは...『嘘』」
『そんなの嘘
だって私みんなと同じご飯で満足してるっ
人間を見ても美味しいなんて思わない！』
ママ「ただ血液が鬼と同じなだけ
食事はみんなと一緒
身体能力 頭脳がエマ達とは違うのよ
だからその為にも研究したいのよあの方達わ」
何それ...
私の中にはあいつらの血が？
そんなのありえない...
気付けばボロボロ零れ落ちる涙
1番憎んでる"鬼"の血液が私の中には流れてる
こんな事実をどう受け入れればいいの？
私は何も言わずママの書斎を後にすると
部屋に戻る最中 ノーマンに会った
もしあの書類が本当ならノーマンは死なない
彼に声をかけるために私は涙を拭い
いつもと変わらない態度で話しかけた
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アリス - 私もレイと同じ幼児期健忘起らなかったｗｗ (2019年10月13日 22時) (
レス) id: a73556f156 (このIDを非表示/違反報告)
まる。 - 頑張って下さい！ (2019年8月11日 21時) (レス) id: f2eaad1df7 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑(プロフ) - まる。さん» ありがとうございます|ω･`) 文才ないのにそう言って頂けて嬉しい限りです！これからも頑張りますのでよろしくお願いします＼(^^)／☆ﾟ (2019年8月10日 11時) (レス) id: 37dd313101 (このIDを非表示/違反報告)
まる。 - いつも更新お疲れ様です。わたしは今日初めて読ませていただいたんですけど、ハマりすぎて一気読みしてしまいました！紫苑さんの文章大好きです（唐突）これからも更新頑張ってください！！応援してます。 (2019年8月7日 16時) (レス) id: 76c9882528 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑(プロフ) - 叶さん» 今気付きいてすぐ外しました。ご指摘頂きありがとうございます。ご迷惑おかけしました (2019年8月6日 21時) (レス) id: 37dd313101 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫苑 | 作成日時：2019年8月5日 12時
