【HQ】角名先輩はとってもずるい！！【角名倫太郎】

ずるい37 ページ38

モブ男君に連れられてきたのは空き教室



(なんか人が通らないところ連れてこられるのデジャブなんだが･･･)



『で、どおしたの？こんなとこ連れてきて』



少しの不安を持ちながらモブ男くんに話しかける



モブ男「おん、急にごめんな。僕ねずっと貸萩さんのことが好きやってん、





やから、僕と･･････付き合ってくださ
い！」



『･････････へっ？』



何かと思えば、思ってもみなかった言葉にまぬけな声が出る




これはいわゆる、告白ってやつで？



え？嘘だろ？ちょっとまって、生まれてこの方告白なんて小学校低学年くらいの時以来ですのよ？


あ、ごめん。この間侑先輩にされてましたわ草←



私を好きになるって･･･めっちゃ物好きやん
え？この子人生疲れてない？大丈夫？



モブ男「あ、あの？大丈夫？」



『･･･はっ！！ごめんね！びっくりしちゃって！大丈夫だよ！！生きてるから！！』


考え事しすぎて口を開けたまま固まっていたら心配されました。そりゃ心配するか


てか、ごめんね。私にはあの人以外見えないから、



『ごめんなさい･･･。私には好きな人が(((モブ男「それってさっき居た先輩やろ？知ってる」っ！？･･････正解。』



なんで知ってんだ？って思ったけどよく考えたら私もろオープンでしたわ。草



モブ男「1年の初めの頃から昼休みになると2年1組に駆け込んでたよなぁ。いつもいつも好きって必ず言ってるし、頭撫でられてすんごい嬉しそうにしてたもんなぁ」




んんん？？？？？？？？？？？？



ちょっとまって。何でそこまでこと細かく知ってんの？え？ちょっと怖い･･･



モブ男「でも最近、その先輩に対して態度変えてるやろ？なんだっけ？"押してダメなら引いてみろ作戦"？やったっけ」



『なっ、なんでその事知ってるの･････？』




君隣のクラスだよね？どこで聞いてたの？





怖くなって、後ずさるが



モブ男「何で？ずっと君の事見てたからね？知ってて当然やよ。ええなぁ〜。君からそんなに愛されてるなんて羨ましいわぁ〜

でもさぁ、貸萩さん。ずっと好き言うても答えてもらえんやん。辛くないん？」




喋りながらもちゃんと近ずいてくるモブ男くん



『そ、そんなことっ！！』



モブ男「嘘や。あるはずやで？君が寂しそうに辛そうにしてるの何回も見ててん。

なぁ、僕にして見いひん？」

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