カオス学園に通う生徒のはっちゃかめっちゃかな物語

日常そのさぁーん【ひらい】 ページ5

(あー‥‥‥ヤベェ)



内心そう思っても、時間は刻一刻と過ぎていく。



こんな事を思いながらも、ピクリとも動かぬ表情筋を恨みつつ。



俺は席を立った。



(......)



向かう場所は１年職員室前。



実は、今日が月曜日という事を忘れており、



いつもは教室に行く前に回収する、服装・身なり点検簿を取ってきていなかったのだ。



「うわっ...あの先輩いるじゃん...」



「ｺﾜｯ...」



(......ﾊｧ、だから来たくなかったんだよ、１年の階の近くは...)



朝早くならそこまで人はいないし、いても朝練に行く奴らぐらいなもんだ。



だからそこまで顔は会わせない。



けど、HR前の時間になると人がわんさか湧いている。



人が大勢いる処が苦手な僕にしてみれば、まさに地獄。



それに何故か怖がられる。



僕だってこの表情筋と目つきはヤバいなと思ってますよ！？



けど知らない人の前じゃ動かないから仕方ねーじゃん！！



というか頭の中では！！いや！生徒会とか！



あずりんや、絵空っちとかの前では普通に表情に出るのに、なんて...



そんなことはいつも思ってる。



自分でも不思議だ。



でもまぁ、



そんなことは、どうでもいい。



１年にどう思われても気にしないし、



気にする方が僕らしくない。



僕は僕。



ありのままで、いればいい。



ていうかまたダルい１週間が始まるのか......。



月曜日ってことは身なり点検しなきゃな...



そういえば今日って、他にもなんかあった気がするけど...



まぁいっか、多分大丈夫だろ。

日常その４！【東華】→←日常そのにー！【かりん】

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す