日常その９【東華】 ページ11
「やっと一限終わったね……眠い……」
「それなぁ……」
後ろの席のえそらーめんこと絵空に声をかけられた私、ユネル。
２人して死にかけのやつれた顔をしている。
朝から全力疾走で登校し、東華に絡まれ、更には一限が英語。
１日の始まりがこんなにも過酷で辛いので、もう力尽きそうだ。
「そう言えばさ、今朝も校門にあず吉立ってたよね。毎朝毎朝、本当に凄いと思う……」
あず吉とは東華のことである。
「それな。今朝東華に蓮華と指導されそうになったけど、銀杏あげてそれに夢中になってる間に逃げてきた。」
「あず吉本当に銀杏好きだね……それで逃げてきたんだ。」
えそらーめんは控えめに笑う。
いつもにこやかなえそらーめんに癒されているのは私だけではないはず！
「いやー、東華はウチの作戦にまんまとハマってくれたね！」
えそらーめんはまたまた控えめに笑うと、時間割を確認しだした。
話してて気がつかなかったが、教室には人がほとんどいなかった。
「あ、次移動だ！急がなきゃ！」
「マジかよ……そうだね！早く行こう！」
さっさと準備を済ませてから、２人で廊下に飛び出た。
次の授業は音楽で、音楽室は１つ下の階の2階だ。
2階は2年生の教室があるフロアだ。
急いで階段を駆け下りる。
足元があまりよく見えないが、感覚で下りれば落ちないだろう。
そう思った瞬間、踏み出した足に地がつく感触がなく、空をきった。
落ちる。
そう覚悟をして目を瞑った。
しかし、体に衝撃はなく、その代わりに腕を掴まれていることがわかった。
だいぶベタな展開だなと思いつつ目を開き、後ろを振り向くと、私の両腕を掴んでいる蓮華と東華の姿があった。
「ユネル、大丈夫？」
２人は声を合わせてそう問いかけた。
「大丈夫、大丈夫……ありがとう……死ぬかと思った……」
「怪我なくてよかった……気をつけてね？」
蓮華に注意されている間に、えそらーめんと東華は私の荷物を拾い集めてくれていたらしく、手渡された。
「ありがとう」
そうお礼を伝えた瞬間、2限が始まるチャイムが鳴り響いた。
「遅刻じゃん！」
蓮華と東華を背に、えそらーめんと音楽室へ急いだ私であった。
続く (更新停止中)
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だっき - 東華@??さん» 応援してますね!5のユネルさんというキャラが蓮華という人にボロクソ言われてて笑いました(笑)ひらいさんは何があったんだろう…!?楽しみにしてますね(о´∀`о) (2020年10月25日 16時) (
レス) id: c36ddb8367 (このIDを非表示/違反報告)
東華@??(プロフ) - だっきさん» ありがとうございますー！蓮華は私達のキャラの使い方が非常に上手なので、お誉めいただき私も嬉しいです！ひらい…不穏でしたね…平和になるといいですよね！！評価、コメントありがとうございます！ (2020年10月25日 15時) (レス) id: 6c828c8bed (このIDを非表示/違反報告)
だっき - とても面白いですね!合作…特に5.6のユネルさんと東華さんというキャラクターが面白くて大好きです!ひらいさんが書いた所が不穏だ…平和になるといいな!評価10失礼します! (2020年10月25日 14時) (レス) id: c36ddb8367 (このIDを非表示/違反報告)
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