返事 ページ33
夜月から貰った手紙を丁寧に開ける。
【手紙を頂戴しました。退院おめでとう。甘味処に行ったら私のお気に入りの山で鍛錬しようね。夜頭夜月】
俺は夜月から貰った手紙を箱の中に閉まった。俺の大切な物を閉まっている箱だ。
「クゥーン(豹牙、嬉しそう)」
俺は嬉しすぎて琥珀がニヤニヤしていた事を知らない。
『まだ時間あるから鍛錬でもしよう。腕も落ちてるだろうし。それに夜月にかっこ悪い所を見せる訳にはいかない』
日輪刀を持ち庭に出た。
久しぶりだから木刀の方がよかったか?
と考えながら素振りをする。
『500 501 502 503』
「クゥーン!(豹牙!今拾参時だよ!)」
『やべ!後壱時間しかない!』
俺は汗を流し、着替えて家を飛び出した。
――――――――――
『確かここら辺だった気が………』
「クゥーン!(多分そこを右に曲がるよ!)」
俺は方向音痴なので、琥珀に道を教えて貰いながら夜月の家を探しています。
『ちょっ!琥珀頭に乗るな!』
「クゥーン(道教えてるんだから良いだろ!)」
くそ!鎹獣の癖に!
「クン!(ここだよ!)」
やっと着いたと思い顔を上げるとすっごくデカい屋敷があった。
『でか!夜月ここに住んでんのかよ』
『夜月いるか?』と言いながら戸を叩く。
「豹牙!待ってたよ!」
戸を開けて夜月が出て来た。
いつもと違う雰囲気の夜月に思わず見とれていた。
「大丈夫?ボーッとしてたよ」
『大丈夫だ。早く行くぞ』
顔を見られないように夜月の手を取って歩いた。今、俺の顔は絶対に赤い。
「この子豹牙の鎹獣?モフモフしてて可愛いね」
胸が痛んだ。
嫉妬してるのか?相手は鎹獣だぞ?
『ほら』
押し付けるように琥珀を夜月に渡す。
「ふふ。可愛い」
『夜月の鎹獣ってなんだ?』
「この子だよ。フクって名前だよ」
夜月の腕に梟が止まっていた。
『梟だ!初めて見た』
夜月は俺の腕にフクちゃんを渡した。
おぉー!すげー!本物の梟だ!
『フクちゃん、こんにちは』
試しに話しかけてみた。
「こんにちは。貴方が豹牙ね!」
『喋った!』
俺は初めて見た梟に興奮していたら甘味処に着いた。
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大正コソコソ噂話
豹牙の住んでいる山は梟がいないらしいですよ!
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ユネル(分身)(プロフ) - つばめの手羽先さん» ありがとうございます! (2020年5月1日 20時) (レス) id: a9cbdd42b3 (このIDを非表示/違反報告)
つばめの手羽先 - わぁー!!派生作品だぁー!!乗っけとくねー!! (2020年5月1日 19時) (レス) id: 277c5322fb (このIDを非表示/違反報告)
ユネル(分身)(プロフ) - 頑張る! (2020年5月1日 18時) (レス) id: a9cbdd42b3 (このIDを非表示/違反報告)
?絵空?@低浮上。気になる方はプロフのひとことへ(プロフ) - 鬼滅だー!(何か私の好きそうな話になりそう……♪)頑張って(´p・ω・q`)♪ (2020年5月1日 18時) (レス) id: 4057832c66 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユネル(分身)、豹蓮 | 作者ホームページ:http
作成日時:2020年5月1日 17時