【葵彼岸龍隊】竜の位に位置する2人の恋物語

恋と任務 ページ28

夜になり鬼や妖怪が姿を現し始めた。数も其れなりに多いので広範囲の技で頸を斬る。

『糸の呼吸 肆の型・糸毬裂き』

今回の鬼や妖怪は動きが速い。相手の動きを止めながら斬っていく。

『ふぅ、だいぶ減ったね』

まだ夜明けは来ない。残ってる奴らの頸を斬りながら今日の事を思い返す。

『(豹牙…………)』

ダメダメ！任務にこんなことを考えては。余計なことを考えて死にましたなんてなったら成仏できない。

そんなことを考えてたらこの当たりにいた鬼や妖怪は全滅してた。

『見回りに行こう』




日が登ってきたので見回りを終わらせ屋敷に戻る。何時もどうりの事をしながら豹牙の事について悶々と考える。

恋仲になってからか、最近豹牙についてしか頭にない。

『…………』

「ちょっと夜月！ボーってしてどうしたの！あっ、もしかして恋仲になった……『朝御飯抜きね』それは困る！」

まぁフクちゃんの言ってることは当たってるんだけどね。今すぐにでも豹牙に会いたい。

朝御飯を食べながら思う。


朝御飯を食べ終え鍛錬をする。……集中できない。
素振りは何時もどうり終わらすことが出来たが山での鍛錬は罠に引っ掛かる。

流石にこれ以上は危険なので屋敷に戻り手当てをする。

「大丈夫？」

フクちゃんがそう言う。

『大丈夫』

「なら良いけどね」

そして手当てを終わらせ豹牙に会うため蝶屋敷に向かった。



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大正コソコソ噂話
豹牙と恋仲になってから豹牙の事しか頭にないそうだよ！任務大丈夫かな…………

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