【葵彼岸龍隊】竜の位に位置する2人の恋物語

告白の返事 ページ23

『俺はお前が……夜月が……好きだ！』

言ったぞ！頑張った！俺！

「私も………………………豹牙の事が……………好きでした。だからその…………恋仲になって貰っても………？」

顔を真っ赤にしながら夜月は答えた。

『好き？恋仲？って事は……』

勢いで言ったものの真逆恋仲になれるとは……

『俺でいいのか？』

「違う、豹牙がいいの」

俺は夜月を抱きしめた。

「おめでとう！！やっぱり二人は両思いだったんだね！！」

部屋の外から善逸の声が聞こえた。

「こら善逸！！声が大きいぞ！！」

『お前ら盗み聞きは良くないな』

俺は善逸達を叱ろうとしたら夜月が「今日は許そう？」と言ったから辞めた。

「やっぱり夜月ちゃんは優しいな！！結婚しよう！！」

『おい、善逸。夜月は俺のだぞ』

「くそぉぉぉ！！夜月ちゃんを幸せにしろよ！！」

『お前に言われなくてもその位分かっている』

「あの。そろそろ離して……」

夜月は恥ずかしいのか、顔を伏せている。

「善逸俺達は戻ろう」

善逸は渋々了解して部屋に戻って行った。

お互い何話したらいいのか分からずの刻々と時間が過ぎていく。

「『あの！/なぁ！』」と同時に言葉を発した。

「豹牙からいいよ」

『……具体的に恋仲って何するんだ？』

「うーん。逢い引きしたりとか？」

『そうか。夜月の言いたい事って何だ？』

「今日はもう遅いから帰るね。豹牙も怪我をしてるんだから早く休んだ方がいいし」

『あぁ』

もぅ帰るのか……。

「また明日も来るね。しっかり休まないとダメだよ」

『分かってる。また明日な』

「うん！」

真逆恋仲になれるとは……。今日はいい一日だった。

今日はよく寝られる気がする。



　

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大正コソコソ噂話
豹牙は山育ちだから、恋仲や逢い引き等今日知ったらしいよ！

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