【葵彼岸龍隊】竜の位に位置する2人の恋物語 (ページ19)

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怪我ページ19

任務で少し怪我をして鬼殺隊の蟲柱の蝶屋敷に行った。

「凄い怪我！今しのぶ様を呼んできます！」

蝶の飾りを着けた二つ結びの子がしのぶという奴を呼びに行った。

そんな大怪我では無いのだが……。腹に深い傷が出来ただなのだが。

しばらくすると二つ結びの子が腹黒そうな女を連れてきた。こいつがしのぶか。

「本当に凄い怪我ですね。緊急手術をしましょう」

『手術だと。そんな大怪我じゃ無いだろ』

「いいですから早く着いてきて下さい」

俺は大きな一室に連れていかれた。

「少しチクっとしますよ」

と言う声と共に意識を手放した。

目が覚めると病室にいた。隣から「嫌だよぉぉぉ」となんとも汚い声が聞こえる。

『もしかして……』

隣の部屋に行くと案の定善逸がいた。

『何してんだ』

「豹牙さん。このくっそ苦い薬を飲めって言うんですよぉぉぉ」

善逸を見ると手足が縮んでいた。俺は善逸に近づいて鼻を摘まんだ。

「なにずるんですが」

善逸から薬を奪い口が開いたのを見て、薬を流し込んだ。

『早く飲め』

涙目になりながら薬を飲む善逸は面白かった。

「苦い……」

『これやるよ』

今日、任務に行く途中に買ったこんぺい糖を善逸の口に投げ入れる。

「甘い……美味しい……」

「豹牙さんありがとございます」

『礼はいらない。ところで名前は』

「申し遅れました。私は神崎アオイです」

アオイか……。これから蝶屋敷にはお世話になるから覚えとくか。

「豹牙さん。そこで何をしているんですか？ベッドで休んどいて下さいって言いましたよね？」

『ｽﾐﾏｾﾝ、ｲﾏﾓﾄﾞﾘﾏｽ』

やっぱ怖っ。怒らせないようにしないと。

「一週間入院して下さい。それから善逸君達と機能回復訓練をしてもらいます。一週間は絶対に安静にしていて下さいね」

『ﾊｲ』

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大正コソコソ噂話
善逸にあげたこんぺい糖は本当は夜月にあげようとしたらしいですよ！