【葵彼岸龍隊】竜の位に位置する2人の恋物語 (ページ1)

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合同任務で出会ったあの子ページ1

今日は合同任務か。相手は………………夜頭……夜月？

まぁ相手が誰だろうと任務なのはかわりないから、仲良くするつもりは無いけどな。

任務に向かいながらそんなことを考えてればあっという間に任務場所に着いた。……数がかなり多いな。

『雪の呼吸壱の型・吹雪』

数は多いけどそんなに強くない。これなら直ぐに終わりそうだな。

『っと、後はこの2体だけか？』

あっという間に残り2体となった。というか、合同任務の相手らしき人が全然見かけないのだが…………別のところにでもいるのか？

『雪の呼吸参の型・雪崩』

取り敢えず残り1体までに減らした………のだが、まだ残党がいたらしく俺はそいつに危機一髪気が付いたが型を出す間がない程に近くにいた。「もうダメかな」と思った時に

「闇の呼吸弐の型・闇夜霧～毒霧～」

声が聞こえた。声が聞こえた途端、妖怪が突然苦しみだした。

『えっ……』

散々苦しんだ後、妖怪は灰となり散っていった。

「危なかったね、キミ」

さっきの妖怪がいた所に1人の女性が立っていた。

その女性は青系統の着物を着ており、同じような色の羽織を羽織ってる。手には日輪刀。そして手首には指定の組紐を付けている。

「あっ、もしかして合同任務の相手ってキミの事？」

『まぁな、お前は夜頭夜月であってるか？』

確認のため一応聞いてみる。そしたら、「あってるよ」と返された。なるほど、コイツが合同任務の相手か。

「キミの名前は？」

『…………雪原豹牙』

ん？俺今何て言った？はぁ……名乗るつもりなんてこれっぽっちも無かったのに。

「豹牙か…………覚えたよ、これから宜しく」

この時の俺は、心の何処かに芽生えた"恋"という感情に気が付いてはなかった。