道のり-8 ページ10
Aside
ちゅ……
軽く有一郎にキスされた。
不覚にも、無一郎にされているような感覚に陥った。
有「お前は、無一郎しか、、目に入らないのか……?」
『………………そんなこと、有一郎に言ったったけ………?』
有一郎は、ふて腐れたような、悲しいような、寂しいような…………何とも言えない顔をして真っ直ぐに私の目を見る。
それに何だか耐えられなくて目を逸らす。
有「俺は真剣に話してる。真剣に話してるから顔ぐらい見てくれたって良いんじゃないか?」
はっ、と思い視線を有一郎に合わせる。
有「俺は、気付いてた。無一郎のことが好きで、ラブレターを書いて下駄箱に置いてたってこと。」
『………えっ…!』
この事は、無一郎と私とカナヲとアオイしか知らないと思ってたのに……
双子の情報力か…
有「でも、無一郎は俺に言わなかった。皆にもばらさなかった。』
じゃあ、何で有一郎が……!
有「俺が小学校の頃からお前のことが好きだって気付いてたから、俺の事傷付かせないように広めなかったんだろうな。」
『えっ、有一郎って私の事っ…?!』
有「好きでもねぇ女と接吻何て出来るわけねぇだろ?何処まで馬鹿なんだ、お前は」
言葉の刃
有「A、俺と結婚しろ」
『………は?』
頭はもうパニック。
結婚ってどんなのだっけ。
有「Aは俺が貰うから。俺が結婚できるようになるまで考えとけよ?じゃ、俺帰るから。払っとくからそれ飲んだら早く帰れよ?」
頬を淡く赤くさせた有一郎が早足でレジへ行き、お金を支払った後、こちらに手を振って店を出ていった。
………時透ツインズに求婚されてしまいました。
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テニラブ - 沙羅さん» ありがとうございます😿💗 (2022年6月1日 16時) (レス) id: 778d8ad67d (このIDを非表示/違反報告)
沙羅 - キュン死しそうなぐらい良い話ですね (2021年9月9日 20時) (レス) id: f15528bb75 (このIDを非表示/違反報告)
テニラブ - 香澄さん» ありがとうございます!更新頑張ります! (2020年12月2日 22時) (レス) id: f952c13014 (このIDを非表示/違反報告)
香澄(プロフ) - とても素敵なお話ですね。続きが気になります。頑張って下さい(*^-^*) (2020年12月2日 18時) (レス) id: fc346cb028 (このIDを非表示/違反報告)
テニラブ - ぽんさん、外したいと思います。本当にありがとうございます (2020年11月28日 8時) (レス) id: f952c13014 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:テニラブ | 作成日時:2020年11月27日 18時