私と彼の、恋愛のお話。【時透無一郎】

道のり-4 ページ6

Aside

『みくるちゃんに悪いし、む、りだよ…』



本当は嬉しかった。



でも、今付き合っている、みくるちゃんに悪い。


流石に浮気させるわけには行かない。

無「浮気とか思ってる？浮気じゃないから。付き合ってとは言ってないでしょ？」


とんだ屁理屈だ。

でも、本当は付き合いたいし、今だって結婚したいと思ってる。

でも、良心が働いている今は無理な話だ。

『やっぱ、みくるちゃんに悪いし、無理………だよ…。』


無「考えといて。」


人の話全然聞かないじゃん…とか思っていると

「あっ、無一郎くーん！久しぶり！」



ここでまさかのみくるちゃん登場…。



『じゃぁ、私、帰るね…』



二人の邪魔をしたくないと思って家に帰った。


頭の中で無一郎に言われた言葉がループする。


『婚約者になってよ…か……』


今も無一郎の事は好きだ。

勿論恋愛対象として。


しかし、今、無一郎にはみくるちゃんと言う、彼女が居る。



さっきの感じだと、まだ二人はラブラブだ。

考えといて。ー

そんなこと言われても。

本当にどうしよ…

ﾋﾟｺﾝ。

こんなときにメールが来た。

………無一郎からだ…。


-みくると別れた。婚約者になって。-

そう送られてきた。

…………別れた？！

私のせいで？

更に罪悪感が増す。

これでみくるちゃんに対して浮気何か無くなる。


しかし、私を婚約者にするために別れるなんて…









その日は決めることが出来ずに終わってしまった。

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