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『せーやくん、起きてる？』
「ん''ー…」
良かった…完全に寝てはいなかった。
『帰るよー』
「んー、」
椅子から立ち上がって外に出ようとする誠也くんは
相当酔ってる様子で、フラつきながら歩いている。
『危ないから掴まって、』
誠也くんの腕を自分の肩に回して支える。
重いけど、我慢我慢…
「野間さぁーん、」
『ちょ、っ…！！』
肩に回った誠也くんの腕が、
あろう事か私の胸に伸びてきてガシッと鷲掴みにされた。
しかも感触を確かめるかのように何度も揉んでくる。
「あれ、野間さんこんなに柔らかったっけ…？」
『野間さんじゃないから！！』
野間さんと間違ってるし、ほんまにムカつく！！
半分呆れながら、誠也くんを無理矢理助手席に押し込んだ。
「なあ、怒ってるー？」
『怒ってる！』
「なんでー？」
とろんとした目で見つめられて、
何も言えなくなっていると、今度は二の腕を触りだした。
『触りすぎ、』
「柔らけー」
『聞いてる！？』
運転しているにも関わらず、ずっと触ってきて
満足そうにふにゃりと笑っている。
なんか、酔ってる誠也くん可愛いかも…
なんて事まで思い始めていると、
丁度野間さんから電話がかかってきた。
『野間さん！！』
《めっちゃ怒っとるやん。笑》
『野間さんのせいですから！』
《俺なんもしてへんやん！》
誠也くんの事わざと置いて行ったくせに、とぼけてる…
《今どこ？》
野間さんにそう聞かれて、今の居場所を説明する。
《じゃあ次の信号右曲がってちょっと行った所が寮やから》
と、大雑把に説明されて
分からんくなったら、誠也に聞け。とまで言われた。
『分かりました。…野間さんの事一生恨むから』
《なんでやねん。笑》
『誠也くんが、…あ、ちょっ、』
さっき誠也くんにされた事を言おうとしたら
携帯を取られてしまった。
犯人は勿論隣に座る酔っ払い。
「もう野間さんと喋るの終わりー」
そう言いながら、通話の終了ボタンを押した誠也くん。
『話してる途中やったのに！』
「俺以外の奴と喋ったらだめ」
子どもみたい…笑
思わずにやけてしまいそうになる口元を、必死に堪える。
「分かったー？」
『はいはい。笑』
たまにはこんな誠也くんもありかな、なんて。
.
もっちさん、
リクエストありがとうございました！！
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もっち(プロフ) - キュンキュンです！！ありがとうございました( ；∀；) (2017年9月13日 20時) (
レス) id: 2d76e715df (このIDを非表示/違反報告)
やや(プロフ) - 初コメです！リクエストなんですが、２人のイチャイチャがたくさんみたいです！ (2017年9月11日 20時) (レス) id: f9a3f9b701 (このIDを非表示/違反報告)
花蓮@carplove(プロフ) - うわあああああああああありがとうございましたあああああああああ( ´艸｀) (2017年9月11日 19時) (レス) id: 9ae88586f0 (このIDを非表示/違反報告)
カナ - 龍馬くんとの絡みがみたいです♪ 龍馬くんと話してて(お互い関西だから)それにやきもちやく誠也くん…なんてどうでしょうか…笑 (2017年9月10日 20時) (レス) id: 1ac264f891 (このIDを非表示/違反報告)
もっち(プロフ) - 初コメです！酔っ払い誠也さんとの絡みがいいですo(^-^)o (2017年9月10日 19時) (レス) id: 2d76e715df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねる子 | 作成日時：2017年8月23日 21時
